■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=859775
2024年10月04日(金) 
今日は「天使の日」です。「10(てん)」「4(し)」の語呂合わせから、日本で制定されたこの日は、周囲の人々に優しさや思いやりを持って接することの大切さを再認識する日です。私たちが日常で感じるちょっとした親切や温かい言葉が、実は科学的にも大きな影響を与えることが明らかになっています。

親切がもたらす科学的効果
心理学の研究によれば、他者に親切にすることは、相手だけでなく自分自身にも大きなメリットをもたらすことが分かっています。親切な行動は脳内で「オキシトシン」と呼ばれるホルモンの分泌を促します。このホルモンは「幸せホルモン」として知られ、ストレスを軽減し、幸福感を高める効果があります。また、オキシトシンは心拍数や血圧を下げ、リラックスした状態を生み出すことができるとされています【1】。

さらに、親切な行為が自分にポジティブな感情を引き起こすことは「ヘルパーズ・ハイ」と呼ばれています。この現象は、他人を助けたり支えたりするときに、脳内でエンドルフィンが分泌され、幸福感や充実感を得られるというものです。小さな親切や思いやりの行為で、私たちは相手だけでなく、自分自身にもプラスの影響を与えることができるのです【2】。

自分への優しさの重要性
また、優しさは他人だけでなく自分に対しても効果を発揮します。近年の研究では、「セルフコンパッション」(自己慈愛)がストレスの軽減に役立つことが示されています。自分に対して思いやりを持ち、自己批判を減らすことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、心の健康を維持できるのです【3】。つまり、自分にも優しくすることで、心身の健康が保たれるのです。

天使の日を科学的に楽しもう
今日は「天使の日」ということで、周りの人々に少しの優しさを届けるだけでなく、自分自身にも優しく接してみましょう。親切な行動が脳をポジティブに刺激し、健康や幸福感を高めてくれるのは、科学的にも証明されています。ちょっとした思いやりや労わりの気持ちが、あなた自身の幸福度を上げ、周りに広がる温かい空気がさらに多くの人を笑顔にするでしょう。

少しの親切が、大きな効果をもたらすことをぜひ実感してみてください!

【1】Zak, P. J. (2011). "The physiology of moral sentiments." Journal of Economic Behavior & Organization, 77(1), 53-65.
【2】Luks, A. (1988). "Helper's high: Volunteering makes people feel good, physically and emotionally." Psychology Today.
【3】Neff, K. D. (2011). "Self-compassion, self-esteem, and well-being." Social and Personality Psychology Compass, 5(1), 1-12.

閲覧数19 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2024/10/04 16:54
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL: