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2014年02月05日(水) 
市民タイムズ 2009年6月13日付 朝刊
 【車止め見守る家族愛】
 お騒がせ カルガモ親子引っ越し

 松本市蟻ケ崎二、三丁目境の市道・こまくさ道路城山公園入口交差点で12日十二羽のひなを連れて引っ越しをするカルガモに一家が、近所に人に発見された。交通量の多い道路を横断しようとしたため、心配した人たちが一緒に歩いてドライバーに注意を促したり、停車を求めたりと、温かい光景が広がった。
 道路の側溝にひなが数羽落ちて、親がしきりに鳴いていたため発見された。居合わせた男性たちが側溝のふたを取って、ひなを戻してやると、親は安心したように移動を始めた。行き先に迷ったのか、こまくさ道路を東から西、西から東へと二度横断し、その度に随行した人が頭を下げて自動車を止めた。
 約1キロを歩き、最後は、高さ1メートルほどの大門沢橋から12羽が川に飛び降りて引っ越しが完了した。最初に親子を見つけ、一部始終につき合った蟻ケ崎二の美容院経営・粟生(あわせ)進さん(64)はほっと息をつき、「人間もがんばらなくっちゃ」と笑顔を見せた。ひなが一人前になるには3か月間ほどかかる。アルプス公園小屋と小動物の森は「そっとしておいてあげて」と呼びかけている。
         (高石雅也)
《カルガモ親子の 引っ越しドキュメント》
●午前11時30分ころ
こまくさ道路の城山公園入口交差点近くで、カルガモ親子が近所の人に発見される
●11時40分ころ
側溝に落ちていた1羽が、集まった人たちの手で救出され親鳥に合流
●11時48分
こまくさ道路を西側に横断、周囲の人たちがドライバーに頭を下げて車を停車させる。
●11時57分
西に進むと見られた親鳥は再びこまくさ道路に戻り、松本蟻ケ崎高校近くで東側に横断
●午後0時10分すぎ
親鳥が大門沢橋から大門沢川に飛び降りる。数羽のひなが後に続くも、高さが1メートルほどあるため、5羽ほどが飛び込めず右往左往
●午後0時30分ころ
最後の1羽が川に飛び込み引っ越し完了

○〈読者投稿〉
 小さな地方紙のトップを飾った、カルガモ親子のお引っ越しの記事です。自分が盾になって車を止める女性と、まるで孫でも見守るような男性。遠くからそっと見ているご近所さんたち。地図と合わせて、自分もその場にいたかのように、みなさんのハラハラした様子がよく分かりました。誰も気がつかなければ「あわや」という場面。無事で本当によかった!「松本の人っていいなあ」と改めて思うことができました。
 それにしても、母ガモは川の場所を知っていたのでしょうか?無事にたどり着けるか、不安はなかったのでしょうか?母の強さと、約1キロの道のりを、ひたすら信じてついて行く子ガモのいじらしさに、子育ての原点を感じました。家族の団らんのひとときに、話題を提供してくれた記事でした。
      中山洋子さん 50歳 長野県
 ×        ×
 誤字脱字写し間違いあります。

閲覧数1,668 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/02/05 11:45
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/02/05 13:21
    ターコさん
    いいねぇ!!

    外は寒いけど
    心はほっこりです!

    人間は、どんな人も仏性があると言いますが…
    垣間見た気がしました。

    カルガモちゃん
    無事に引っ越し出来て良かったね~(^_^)v
    次項有
  • 2014/02/05 15:52
    ターコさん
      ありがとうございます。

    エプロン姿のおばさんが両手を広げて車を道うせんぼしている写真が大きく載っている記事で写真を見ただけでほっこりできる記事でした。

    仏性(ぶっしょう)は考えても分からないですがこんな優しい心もその一部なんですね。
    次項有
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