以前にテレビで「ハチ公物語」を観て
号泣した日の事を思い出しました
犬も人間と同じ笑った顔が
一番ですね\(^^)/
<逝きしあるじと 知らずて待ちし 尊き心><あるじの恩 忘れぬ忠犬>。知っている人は少ないかもしれぬ。「忠犬ハチ公」(作詞・小野進、作曲・小田島樹人)の歌。ハチが死んだ二年後の一九三七(昭和十二)年ごろにつくられたらしい ▼飼い主が亡くなった後も、その帰りを渋谷駅で待ち続けたハチ公をほめている。<学べや人々 その魂を><讃(たた)えよ人々 御国の宝>-。忠義、忠節の時代とはいえ、今聞けば大げさな歌詞でハチ公も「よせやい」と照れるかもしれぬ ▼この歌や渋谷駅の銅像にしても、ハチ公にはどうも威風堂々、誠実というイメージが付きまとう。忠犬として、そういう固い印象を背負わされたようなところもあったかもしれぬ ▼最近、新たに見つかったハチ公の写真を見てちょっとうれしくなる。その写真の中でハチ公は忠犬としての立派さや深刻さとは、無関係にどこにでもいる犬として笑っているのである ▼生前のハチ公をよく知る女性(96)が渋谷区に寄贈した写真だそうだ。犬を飼ったことのある人ならご存じだろう。リラックスした犬はほほ笑んでいるような表情を見せることがある。主人の帰りを待ち続ける寂しい顔ばかりではなく、ハチ公には笑った日もちゃんとあったのである ▼穏やかで人なつっこい顔。今にも、じゃれついてきそうな「笑顔」は新しいファンを増やすかもしれぬ。 × × 中日新聞記事を写しました。
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