サトイモの仲間でテンナンショウの実が色づいています。
暗くて湿った谷に生える植物です。春には仏炎包という少し変わった形の花をつけます。秋になると写真のようにきれいな赤い実をつけますが、この実にはサポニンが含まれていて食べるとすごい下痢をしたり、口がはれたりするそうです。
それではなぜこんなに目立つ色をしているのでしょう。
考えられることは鳥に食べてもらって遠くに運んでもらうことです。
では鳥はその毒にあたらないでしょうか。
そんな疑問は誰も考え付くので学者はいろいろな説を立てています。
・鳥が食べて死ねば死体が肥料になって一石二鳥。
・熟していない時には毒があるが赤くなると毒が減るシステムがあり未熟の実を食べられないようにする。
・毒性の弱い毒を持っていて、一度にたくさん食べさせないようにすればたくさんの鳥が来るので広い場所に広がることができる。
などなどです。
どの説もそれなりに根拠があって、植物により違った考えで種子散布の戦略をとっているのかもしれません。