>赤唐辛子さん
今年のダイヤ改正では、寝台特急「北陸」と急行「能登」という上野発の夜行列車が廃止されます。
どちらも国鉄時代の姿を残したまま現在まで活躍を続けてきた車両なのでマニアが殺到するでしょうね。
最近は廃止列車のみを対象に「撮り鉄」活動を続ける鉄ちゃんが増えたようですが、なんだか寂しい趣味です。
日頃活躍している姿を季節の風景などを絡めて撮影すればより趣き深く、安全に撮影もできるんですけどね。
毎日新聞の記事より 迷惑鉄ちゃん 「あすか」目当てで線路侵入 1万人に影響 2月14日19時17分配信 毎日新聞 14日午前10時40分ごろ、大阪府柏原市のJR関西線河内堅上駅近くの線路脇にカメラを持った男性ら3人がいるのに、加茂発天王寺行き快速電車の運転士が気づいて停車。直前に回送電車の運転士が同じ場所で線路に立ち入っている約50人を目撃しており、別の普通電車も人影に気づいて停車した。上下計19本が運休、26本が最大約40分遅れ、約1万3000人に影響した。 団体客専用の臨時列車「あすか」の運行があり、鉄道ファンらが撮影に集まったらしい。JR西日本と府警柏原署によると、快速電車の運転士が退去を求めたが数人が聞き入れず、周辺駅から応援の駅員を呼んだり、パトカーが出動する騒ぎになった。全員立ち去ったが同署が列車往来危険容疑で調べている。 あすかは車内を座敷に改装した珍しい車両。運行が年数回のため、撮影しようと人気が高いという。この日は新大阪駅発着で、奈良、京都など経由。ファンが集まった場所はカーブがあり、背景の山など自然が美しい“撮影スポット”だったという。乗車したファンの男性(21)は「線路脇の斜面で撮影している人もいて危険だった。大半のファンはマナーを守っており、同一視されるのは迷惑」と憤慨。JR西は「鉄道好きだからこそ、マナーを守ってほしいと話している。【茶谷亮】 記事抜粋終了 線路際での撮影で、鉄ちゃんと運転手さんとのトラブルのようです。撮る側は安全だと勝手に判断して線路際に三脚を広げてお目当ての列車を待っていたのでしょうが、何本もの列車が停車しているところを見ると、よっぽど危険な所でカメラを構えていたものと思われます。 鉄道を愛する人がその運行を妨げるなど、本末転倒も甚だしいことで、日頃「同業者」であることを皆さんに告白してしまっている私としては迷惑千万な行為です。 そもそも、線路際の際どいところで撮影などもってのほかですが、記事を読むと、場所を移動するよう説得されたにもかかわらずそれを拒んでトラブルを大きくしているようです。列車を止めた時点で平身低頭、謝罪のうえ、即座にそこを立ち退くのが当然のことと思います。 どんな趣味の世界でも言えることでしょうが、他人に迷惑をかけてまで、自分が楽しもうという趣味のあり方は完全に過っていると思います。どうも鉄道ファンにはその手の人が多いようで、同類者として後ろ指をさされることが多いのが悲しいところです。 自分も無意識のうちに人に迷惑をかけていないか(もちろん列車を止める様なことはしたことはありませんが)自分に問いかけてみたいと思います。 |