大きな図体で広げた葉のヘリにいくつもの鋭いとげを並べて武装しているからオニノゲシなんていかつい名前が付けられています。ヨーロッパ原産で、今では一年中道端や畑の脇で黄色い花を咲かせています。そんな姿なのでつい敬遠して近寄らないでいたのですが、ふと咲いている花を見たら、細かな花弁がいくつも並んでいる姿はなかなかかわいいじゃん。そして何日かするとそれが綿毛になるのですが、その綿毛も花と一緒で細かくて触るとやわらかくて気持ちがいい。人間社会でも、見た目は怖そうに見えて敬遠していたけど、話してみるとオニノゲシのようにずいぶん優しい人だったという経験ありませんか。