■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=301593
2010年01月14日(木) 
 島田の奥にタカの調査に行って来ました。大井川から吹く風が冷たくさらにお昼からはミゾレ交じりで一日震えていました。近くのヤブにキカラスウリの実が一つぶら下がっていました。
このキカラスウリの根からは、「天花粉」が取れます。天花は雪のことを言い、純白でさらさらしているのでこの名が付きました。様々な植物からデンプンをとりますが、キカラスウリのものは最も粒子が細かく質が良いデンプンのようです。アセモなどにつけると吸湿、鎮炎の作用があるので私は子供の頃にお世話になりました。最近のものは、酸化亜鉛を粉末にしてジャガイモや馬鈴薯のでんぷんを混ぜたものが使われます。
種を取ってどこかに蒔いて根からでんぷんを採り、料理に使うのもいいかも。
薮先や暮れ行く年の烏瓜 一茶 もう年が明けちゃって時期外れの一句でした。

閲覧数582 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2010/01/14 18:10
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2010/01/16 22:03
    シッカロールのことを天花粉と聞いたような気がします。
    と書きながらネットで検索したら、
    人工のベビーパウダーの商標がシッカロールで、
    同じ目的の自然素材が天花粉のようですね。

    お陰で一つ物知りになりました。
    次項有
  • 2010/01/18 15:02
    セレナーデさん
     キカラスウリとキカラスウリはごく近い仲間ですが、キカラスウリはカラスウリに似ていますが葉に毛がなく実も大きく黄色いのが特徴です。
    カラスウリ」はふるくは「玉章」(たまあずさ)と言われていました。カラスウリの黒い種が昔梓の木に結び付けて使者に届けさせた恋文に似ているところから付けられたしゃれた名前です。
    根は王瓜根(おおかこん)、種を王瓜仁(おおかにん)と呼んで、利尿などの薬に使うそうです。
    カラスウリの根にもデンプンが多くあるので、昔はこれを細かく刻んであく抜きをして臼でつき、布でこしてでんぷんを取って餅などにして食べたようです。
    写真はカラスウリの種です。結び文にも見えますが、カマキリの頭にも似てませんか。でもやっぱ結び文の方がロマンチックかな。
     
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
Terpsipphoneさん
[一言]
■この日はどんな日
書き込みはありませんでした。
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み