島田の奥にタカの調査に行って来ました。大井川から吹く風が冷たくさらにお昼からはミゾレ交じりで一日震えていました。近くのヤブにキカラスウリの実が一つぶら下がっていました。
このキカラスウリの根からは、「天花粉」が取れます。天花は雪のことを言い、純白でさらさらしているのでこの名が付きました。様々な植物からデンプンをとりますが、キカラスウリのものは最も粒子が細かく質が良いデンプンのようです。アセモなどにつけると吸湿、鎮炎の作用があるので私は子供の頃にお世話になりました。最近のものは、酸化亜鉛を粉末にしてジャガイモや馬鈴薯のでんぷんを混ぜたものが使われます。
種を取ってどこかに蒔いて根からでんぷんを採り、料理に使うのもいいかも。
薮先や暮れ行く年の烏瓜 一茶 もう年が明けちゃって時期外れの一句でした。