事務所の電柱で春先から鳴いていたカワラヒワのヒナが巣立ちをして、家族で隣の畑の菜の花の種を食べに来ています。道路の脇なので、カメラを構えると散歩の人が通って飛び立ったり、前を車が横切ったりとなかなか写真が撮れませんでした。夏になると事務所に播いたヒマワリの種を遠慮もなく10日ほどですべて食べつくしてしまいますが、この時は、換羽(羽の生えかわり)の直後なので、翼のせっかくなおしゃれな黄色も目立ちません。
この鳥は、独自な集団お見合いをしてつがいの相手を決めます。オスは高い木などの目立った場所に集まり、キリリコロロチョンチョンなどと鳴いて声を競いながら戦います。そして強いオスからやってきたメスとつがいになってお見合い場所から自分たちの気にいった繁殖場所に移り巣を作ります。この集団お見合いの時期は地方により違っていて、京都盆地では秋に見られるそうです。