毎日に暑さにうんざりしながら枯れかかったソメイヨシノの脇を歩いていると、タマムシが飛んできました。よく見ると合計4匹。枯れかかった幹に卵を産みに来ています。幹をあちこち歩き回りながらお尻を差し込んで卵を産んでいます。タマムシの翅の色は、「構造色」といってそれ自身は色はありませんが、翅がうすいシート状になっているので光を複雑に反射してあのようなきれいな色に輝きます。少し構造は違いますがCDの記録面がきれいに光るのと同じ理屈です。
タマムシと言うと「玉虫色」と法隆寺の「玉虫厨子」がすぐに思い浮かびます。「玉虫色」は政治的な課題などをどちらから見ても都合のよいような解釈ができるように決着した際などに使われて、あまり良い意味には使われないように思います。しかし、今のように多様なものの見方がある時代には、物事の決着もいろんな意見を取り入れないとよいものにならないと思うので、「玉虫色」に決めることも時には必要かなとタマムシを見ながら思いつつ、昔はこんな考えは持たなかったから、自分も年だなとつい呟いてしまいました。