悔しくないと言ったら嘘になる。と言うより滅茶苦茶悔しい。でもその悔しさを冷静に考えてみれば、それは「不甲斐ない」とした方が正しい。 清水の降格は別に磐田と戦って決まった訳じゃ無し。単に、今の清水の力がJ1のフィールドに相応しくなかっただけの話。 しかし、勝負に負けるって事はこういう事なんだなと実感する事ばかり。 指揮官も選手も居なくなり、惨めさばかりが目立ってしまう。 昨日、甲府のスタジアムを出て帰路につこうとした時、ホーム甲府は今季のハイライト映像を流してセレモニーが始まるところだったけれど、これも残留してこそのもの。 降格した敗者として、沸き立つ甲府サポをただただ見守るしかない自分が惨めでならなかった。 新監督の噂も出ているけれど、これを見ると、指揮官も選手も、資金力も、あらゆるものが単なるJ2クラブのレベルに成り下がってしまった事を痛感させられる。 今季J1昇格クラブを見れば、どちらも核となる点取り屋(助っ人)と中盤のプレー・メイカーが居る。以前、コンサドーレ札幌を率いていた岡田監督も『昇格を狙うんだったら、20ゴールを計算できるストライカーが欲しい』と言っていた。 当たり前だけど、最前線にはストライカー、中盤にゲームをコントロールできるボランチ、そして統率のとれた強固な守備ラインが欲しい。 昨日のゲームを観た限りでは、テセはポスト役はこなしていたけれど、シーズン終盤まで控えだったFWとの連携は全く取れていなかった。以前の「無理矢理にでもシュートに持って行くゴリゴリのストライカー」といったイメージは無く、来季も同じプレースタイルだと10ゴール±3程度か? もし、ポスト役に徹するならば、その周りを動き回るシャドーストライカーが欲しい。欲を言えば大前が適任なんだけどね。白崎ではタイプが違う様な気がする。 来季のリーグからの強化費は、J1金額が出るんだから本気で復帰を狙うならば驚く様なストライカーが欲しい。さて、フロントはギャンブルに出るのか否か? 最後になったけど、磐田さん、昇格おめでとうございます。2部リーグでの静岡ダービーなんて物笑いのタネだから、無くてホッとしています。 負け惜しみ言うけど、これは磐田の昇格が嬉しい訳じゃありません!あくまでも日本で最も熱いダービーは国内最高峰のリーグでやるべきだとの思いから。勘違いしないよ〜にね。 磐田さん、清水が戻るまで堕ちるなよ! |