「いつの間にかGoToが悪いことになってきちゃったんですけど、移動では感染しないという提言もいただいていた」 スカスカ首相が吐いた、余りにもピンボケの度合いが酷い台詞に思わず笑ってしまった。 そもそもGO TOトラベル事業については、新型コロナ騒動が落ち着いてからやりましょうとの事だった筈じゃなかったか?。で、専門家や医療関係者から医療崩壊を危惧する台詞が出ている今は、この騒動が落ち着いているのか?答えは明白だ。 『移動では感染しない」このセリフこそ論点のすり替えだ。そもそも旅行の目的は移動なのか?まさかこの質問に『YES』と返事出来る奴が居たら顔を見てみたい。 旅行における移動は手段であって目的では無い。移動先で景色を楽しんだり、特産品を食べたり買ったりする『物見遊山』が目的だ。一部のマニアを除けば決して飛行機や列車に乗って移動する事のみを目的とはしていない。移動中の飛行機や鉄路ではおとなしく黙っていたとしても、目的地では大勢の人がいる中で土産物を買ったり飲み食いする非日常的な行動を目的としている。 確かに経済は大切だ。経済が落ち込んだ時の自殺者数は新型コロナで亡くなる人より多いので、経済刺激対策は重要だ、それには反対するつもりは無い。 だがしかし『アクセル(経済振興対策)とブレーキ(新型コロナ対策)を同時に踏む(推進する)』何てのはまやかしに過ぎない。相反するものを同時に推進する事は、虻蜂取らずの典型だよ。 今は新型コロナ対策を万全にし、一日も早くこの医療崩壊危機から脱し、次に新型コロナ撲滅をする事こそ国民が安心して経済活動に励む事が出来る。 その後に思う存分?一年でも二年でも好きなだけ(自己満足出来る)経済振興政策を展開する方が結局は効果が有ると信じるよ。 今回のGO TOトラベル期間延長に対し、厚生労働大臣も賛成し、野党から『アンタは経産大臣なのか?厚労大臣じゃないのか?』と批判されたけれど、言い得て妙だ。 今一度言いたい 『我々日本国民は政府に殺されようとしている』 |