>日本政府を批判する人間は『反日』なのか。 >「非愛国者」を排除した香港から考える「愛国心のあり方」 > ハフポスト日本版 2021/04/27 07:53 (略) >「愛国心」を盾に、権力に不都合な人間を政治の場から排除する仕組みが出来上がる。>香港で実施される選挙制度改革のことだ。
愛国心は権威主義者がわが身を守る仕組みですね。
>選挙に立候補する人を事前に「愛国者」かどうか調べ、条件を満たさない人間はふるい落すことができる。 >自分たちと違う人間は「愛国者」じゃないから批判すべきだー。
万事権威主義者の都合によるものですね。愛国者は単なる掛け声のようなもの。
>香港のように制度化まではされていなくても、「愛国」という言葉は世界中で都合よく使われている。
そうですね。愛国は権威主義者の好む言葉ですね。朕は国家ですから。
>例えば、政権を熱烈に擁護するネット右翼は批判する人たちを「反日」と呼ぶし、「アメリカ・ファースト」を掲げたトランプ前大統領の支持者はこぞって「愛国者」を標榜した。>一体、真の愛国とは何を指すのか。
愛国者以外に言いようがないですね。主義主張がない人たちの集まりですね。
>日本と香港にルーツを持ち、香港事情に詳しいフリーライターの伯川星矢(はくがわ・せいや)さんと、ネット右翼やアメリカのQアノン(※)に対する考察を重ねてきた批評家の藤田直哉さんが語り合った。 >(以下引用) >※Qアノン...アメリカのインターネット掲示板発祥の陰謀論。>アメリカの民主党や財政界などは『闇の政府』に支配されており、それと闘う英雄がトランプ前大統領だとする。>2021年1月の連邦議会襲撃事件にも信奉者が参加していたことが分かっている。>日本国内のQアノン信奉者を『Jアノン』と呼ぶこともある。>(以上引用) >© ハフポスト日本版 >(以下引用) >香港の選挙制度改革は中国の国会にあたる全人代で提起され、3月30日に可決された。>立法会(議会)選挙に立候補する際、新設された「資格審査委員会」が、立候補者が香港政府に忠誠を尽くすか判断する。 >(以上引用) >伯川星矢さん(以下、伯川):>一見、定員数が増えたように見えますが、直接選挙の割合が減ったのが大きなポイントです。>親中派の多い業界に割り当てられる職能別選挙があり、そこが厚くなっている。>実質後退といっていい内容です。 >藤田直哉さん(以下、藤田):>「愛国」と「反中勢力」という言葉を聞くと、第二次世界大戦の日本を思い出します。>アジア全体に大きな被害を与えるような戦争を起こしてしまいましたが、当時の民主主義はそれを食い止められなかった。>暴走した理由の1つは批判ができなくなったことです。
そうですね。日本人にとって批判は難しいですからね。 非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。 自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。 意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' 対 '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。 わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。
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