2022年06月24日(金) 
6月16日(木)、東山口小学校において「図工・美術講座」が行われました。講師は、浜松市天竜区二俣にある「秋野不矩美術館」館長の鈴木英司さんにお願いしました。この講座には、会場の東山口小学校と市内各小中学校から希望のあった17名の教員が参加しました。この日は、水彩画の技法の「ウォッシュ」「スパッタリングとドロッピング」「ドライブラシ」「ウェットinウエット+バックラン」「ソルト」「リフティング(ふきとり)」「ラップ」などを紹介していただきました。まず、鈴木館長さんは画用紙の表、裏の説明やパレット、バケツの使い方など基本的な内容を説明してくださいました。次にウォッシュやスパッタリングなどを実技を交えながら具体的に紹介し、受講生たちも実践してみました。色は重ねて塗っていくだけと思っていた受講生たちですが、色を抜いていく技術や水で溶かない絵の具を使って描く技術に驚いていました。「早速、次の図工の時間で子どもたちに紹介したい」「技法を組み合わせるのが楽しくてたまらない」という声が聞こえました。また塗り立ての絵に天然塩を振るだけで独特な模様ができる「ソルト」の紹介にも驚いていました。そして最も勉強になったのは、「大切なのは子どもの発想や工夫などを見てほめてあげること。ありのまま、生のままに描かせる。先生がゴールを決めなくてよい。」との言葉でした。先生が思い描く「できばえ」を子どもに強要すると「これでいいですか?」と指示待ちになり、楽しく描けない。「上手だね」という言葉は使わずに、その子の発想や工夫をほめることが大切とのことです。ましてや描き直しなどさせるものではないようです。ある県では、書道で「お手本なし」そして「はねなし、はらいなし、はみ出しあり」もOKで、楽しく実践をしているそうです。鈴木館長さん、どうもありがとうございました。また、二俣が生んだ偉大な画家、秋野不矩さんの作品が展示されている美術館にも伺いたいと思います。
閲覧数192 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2022/06/24 16:03
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