つづき 下村博文文部科学大臣からお祝いの言葉をいただきます。 本日ここに、第87回センバツ野球大会がこのように盛大に開催されますこと心よりお喜び申し上げます。 全国各地からこのセンバツ大会へ出場を果たした皆さん本当におめでとう。 皆さんが郷土の期待と誇りを胸に堂々と入場行進をした姿。凛とたつその姿は本当に美しく清々しいものがあります。この地に立つまでにはきっと数え切れないほどの汗と涙を経験してきたでしょう。このことは今後の人生で必ずや大きな力となります。 今年は、高校野球の大会が初めて開催されてから100年目となる節目の年だと伺っております。高校野球は全国の人々が注目をし関心を持つ大会です。これは多くの先輩たちの全力でひたむきにプレーする姿が感動を与え共感を得てきたことによるものだと考えます。 先日、中学生が殺害されるという大変痛ましい事件が起きました。 皆さんは、チームの仲間を思い互いに助け合い力を合わせてプレーする姿やどんな困難な状況でも諦めない意志と志を持ち夢に向かって挑戦する姿をこの大会を通じてぜひ全国の生徒諸君に伝えていただきたいと思います。 結びに、本大会の開催にご尽力いただきました関係者の皆様に敬意を表し大会の成功を記念してお祝いの言葉とします。 球児諸君の健闘を祈ります。平成27年3月21日文部科学大臣 下村博文。 選手宣誓を待つ敦賀気比、篠原キャプテンです。 奥島高孝康日本高等学校野球連盟会長が 励ましの言葉を申し上げます。 選手の皆さん、おはようございます。 今年は高校野球が始まって100周年の大きな節目を迎えることになります。 今から100年前の1915年8月18日に大阪府の豊中運動場に追い手10校が参加して第1回中等学校野球優勝大会が開かれました。これは現在の全国高等学校選手権大会にあたるものであります。この100年の間、高校野球は太平洋戦争など幾多の苦難に直面いたしました。近年ではちょうど20年前に阪神淡路大震災があり、また4年前にはご存知のとおり東日本大震災直面しこのセンバツ野球大会も開催が危ぶまれました。しかし、その困難を乗り越えて高校野球は大きく発展するために、この少子化という環境のなかで頑張ってまいりました。今年は硬式野球としては初めて野球部員数か17万人を突破するという快挙を成し遂げております。なぜ、このように高校野球が国民から愛されるのでしょうか、それは高校野球がこの100年間、利他の精神、自己犠牲の精神を核心とする。フェアプレーの精神を守り通したからであります。 100年以上前新聞社の間で野球が悪いという論争が起こりました。野球は盗塁という言葉に見られるようにベースを盗んだり相手を騙す巾着切のような、そういう遊戯でしかないということでフェアではないというのが当時の論争に的でありました。しかし、高校野球の歴史が示すように、高校野球にとってフェアプレーというこのことは一貫して、根本的な精神として今日に引き継いでおります。 ルールを守り正々堂々プレーする。勝利して、相手の気持ちを思いやる。この高校野球の純粋さあるいは爽やかさというものが国民全体に共感されたためであります。 今年は高校野球100年とともに、日本で初めて高校世代の世界大会が開かれます。第27回、WBSC U-18ワールドカップこれが夏の選手権のあとに12か国地域だ参加して、阪神甲子園、ここですね、甲子園球場などで開かれることになります、日本は世界の野球のリーダーとして優勝を目指しております。しかし同時に、高校野球のフェアプレーの精神の大切さというものを試合を通して世界に示したいという思いでおります。 現在、野球とソフトボールの試合が一体となって2020年東京オリンピックでその実施競技に復活できるようにさまざまな活動が行われています。 野球の魅力をどれだけ世界にアピールすることができるかそこに復活の鍵があります。 選手の皆さんは、ぜひともこのフェアプレーという高校野球の最大の魅力をしっかりと堅持しこのセンバツ大会を通じて日本中にいや世界中に発信して下さるようお願いいたします。 皆さんのひたむきなプレーが野球とソフトのオリンピック復活のあと押しになるよう高校野球の、そして高校野球の次の100年の大きな土台となるよう、皆さんのご健闘を祈ります。 出場32校を代表して敦賀気比高校 篠原涼主将が選手宣誓をします。 × × 誤字脱字写し間違いあります。 まだ続きありますが、はるうららですそとでひなたぼっこします。 |