選挙も終了。我が国の選挙のあり方への疑問が私の中でますます高まってきました。
積極的には探さない所為もありますが、演説会が何処で行われるのか、全く情報が来ませんでした。もっとも情報が得られても一方的な演説会で、聴衆との質疑応答や対立候補との議論がなければ行く意味もありませんが。
もう既に知っている各党の公約は主張についていくら熱弁を振るわれても、役にたちそうにはありません。すでに書いたように公約や主張の根拠、アベノ ミックスが旨くいっているが道半ばであるのか、失敗なのかをどうやって判断したのか、共同防衛による抑止力で戦争を防止することと、共同防衛により他国の 戦争に巻き込まれる可能性と、どちらが危険であるかをどうやって判断したのか、世の中に完全に安全なものが存在する筈もないが、原子力発電が他の発電より も危険かどうかをどうやって評価したのか。
この基礎的な所を明確にしないで、何を主張されても、議論しようがありません。国会でもこの議論がなされた気配はありません。
今は立ち会い演説(聴衆との質疑応答のあるもの)は禁止になっているそうですが、ヤジ禁止にして復活させてほしいものです。
それとなく支持する政党は私にもありますが、上記のことを聞かずして、それとない気分で投票しても、私の一票、選挙権を大事に行使したとは到底云えないと思っています。
また我が選挙区には1党からに候補者が一人しかいません。私の支持政党推薦であっても、人物として気に入らない時はどうすればいいのか。せめて一党か ら2人以上出してほしいものです、本地区で勝利するために候補者を絞りたい気持ちは判りますが、あるべき選挙の姿よりは党利を優先しているわけです。
最近は我が家の近くで選挙カーが候補者名を連呼しながら走ることいはなくなりましたね。もし連呼するようなナンセンスなことをする候補者がいたら、そ の候補者には絶対投票しない…と決めていましたが、もう何年も見ていません。これはいいことです。名前を覚えて貰えば得票数が増える? そうかもしれませ ん。深く考えることをしない有権者。それに便乗する…とは有権者を馬鹿にした話です。
著名人は有利と聞きました。おかしなことですね。皆、何を基準に投票先を決めるのでしょう。
俳優やマスコミその他の著名人。ある一面では知られているでしょう。しかし、これまで国政にタッチしていたり国政に関する著作が幾つかをものにしてい ない限り、なまじっか少し知っている知識に隠れてしまって却って政治についてどういう考えの人か判りにくいように思います。推薦を受けた党派の公約に何故 同調するのか、詳しく聞かないと検討の対象に私はしないです。
EU離脱の英国国民投票。投票後に反省した人が何百万人かいたようですが、日本では笑えませんね。反省するだけ、日本よりは上を行っているように思えます。
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