先週床屋さんが「最近毎朝うちの前の電線にたくさんに鳥が止まってギャーギャー鳴いている」とぼやいていました。 昨年の冬、仕事の帰りに掛川駅に寄って夕方駅に集る鳥を観察したことがありました。駅に集る鳥はムクドリ、スズメ、セグロセキレイハクセキレイなどで圧倒的に多いのがムクドリでした。
ムクドリは冬になると大群を作り、昼は農耕地などで餌を採って夕方はねぐら集って休みます。
ねぐらにはいくつもの群れが集るので中には一万羽を超えるねぐらもあるようですが、掛川駅前のねぐらには、100羽ほどの群れが10~15程でしたので1000~1500羽位かと思います。
この群れの来る方向は主に西の方角が多いので、私の行く床屋さんはちょうど飛行ルートの下になります。
大きな声で鳴き交わしながら群れて餌を採るムクドリは、秋になると目に付くようになるので、「椋鳥や枝に来るほど木葉散る<桃水>」「むれて来て栗も榎もむくの声<沾圃>」などと読まれています。ムクドリが群れて目に付くようになると秋も深まりもうすぐ冬です。