鎌倉時代を代表する仏師(仏像を彫る人)、運慶の製作した仏像を今年になって2度見る機会がありました。 1度目は7月に高野山の霊宝館で、2度目は8月に上野の国立博物館で見てきました。上野では、アメリカのオークションに出品されてしまい危うく海外へ流出してしまうところだった大日如来像も展示されていました。鎌倉時代の仏像は、武士の台頭を象徴するかのような力強さと躍動感を持っているのが特徴ですが、運慶の製作した仏像は力強さと躍動感だけではなく、以前どこかで会ったことがあるのではないかと思わせる実写的な顔立ちが魅力の一つではないかと思います。そんなこんなで最近は運慶仏がマイブームになっています。 実は、運慶作の仏像が静岡県内にもあることをご存知でしょうか? 伊豆の国市にある願成就院というお寺に運慶仏があることを知りました。仏像フリークとしては県内に著名な仏像があるというのですから、これは見に行かねばなりません。というわけで、明日、お気軽だけどディープな日帰り仏像鑑賞ドライブを決行することになりました。どんな仏像なのか今からワクワクです。 |