寒い冬が過ぎて日差しが暖かくなり、今年も咲いたかなと探しに行く原っぱに青い花が点々と咲いているのを見つけると「今年も咲いたか。」つい独り言を言ってしまいます。ハルリンドウは少し湿り気のある草地に生える二年草です。花が咲いて小さな種が地面に落ちると間もなく発芽して、その年は地面にくっつくように小さな葉を広げて冬を過ごし、翌年の春に花を咲かせます。花は、太陽が当たると開き夕方になると閉じてしまいます。ですから遠州の人は「アサネンボウ」とこの花を呼びます。
春の陽ざしをいっぱい浴びて咲くコバルトブルーの花は、春の到来を待ちわび喜んでいるようです。でもこの植物も草はらの草刈をする人が次第に減っていたので少しずつ生育地がなくなってきています。来年も「今年も咲いたか。」とこの花に出会える場所でいてほしいと思います。