仕事で岡崎に行ってきました。山の中を歩いていると、谷筋の湿った所には、ピンクの花をつけたショウジョウバカマがとても目につきます。ショウジョウバカマは、ピンクの花を猩猩(マントヒヒ)の顔に見立て、地面に這うように広がる葉を袴に見立ててつけた名前です。この猩猩の袴ですが、今話題のIP細胞が葉の先にあって、地面につくと不定芽という芽と根を出してクローンを作ってしまいます。孫悟空が自分の毛を抜いて息を吹きかけて自分の分身を作ることと同じことを、このショウジョウバカマはやってしまいます。種と葉となかなかしたたかな生き残り戦術を取るショウジョウバカマも、背丈が低いので周りの草や木が伸びて光が届かなくなると枯れてしまいます。私の歩いた山も、手入れがされなくて暗い山では、ショウジョウバカマも赤い顔を出せずに小さな袴を地面に広げていただけでした。