コウモリを見に行ってきました。洞窟の天井のくぼみに3頭がくっついて眠っています。日本人は専門家のいないところで知ったかぶりをする人を「鳥のいないときに鳴くコウモリ」とか自分の考えをはっきり言わない人を「あいつはコウモリのようだ」などと言ってコウモリにはいいイメージを持っていない人が多いと思えます。ところが中国では蝙蝠の蝠が音でフク(福)と同じことから5頭の蝙蝠の絵柄を5蝠といって好むそうです。このコウモリは、なかなかの能力の持ち主で、超音波を出して帰って来た音で獲物や障害物を探知するソナーを持っているのは皆さんご存知のことです。また、コウモリは今はやりのエコ家電のエアコン並みに外気の温度を感知して自分の体温を調整する機能もあります。哺乳類の多くは恒温動物と言って冬でも夏でも一定の体温を保っています。ヘビやトカゲなどの爬虫類やカエルなどは変温動物で冬は体温を下げて仮死状態になり冬眠します。そしてコウモリはえさの少ない冬を乗り切るため、体温を外気温より1度だけ高く保って仮眠状態になります。仮眠状態ですから外気の温度に反応したり、定期的に目を覚まして餌を採る時もある様です。このような動物のことを異温動物とよびます。他にもコウモリは秋に交尾し冬の休眠期の間は精子を生きたまま子宮に保存しておいて、初夏になると排卵をして妊娠するなど。コウモリのことを調べてみると面白いことがたくさんあります。