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2013年05月07日(火) 
東京で福祉関係の仕事に就いている次男から、先日深夜にかなり興奮した声で電話があった。

『父さん!俺、首吊り自殺の第一発見者になっちゃった!』

そのお宅は60代と50代の二人兄弟、60代の兄は病弱で障害があり、弟はワケあって無職。兄の年金で二人は食いつないでいたのだが、日に日に兄の容態は悪化。あわせて、弟による兄への虐待の疑いもあり、兄の主治医、地域、そしてウチの息子が勤めている会社からも、生活保護と兄の施設入所を急かす声が挙がっていたとの事。

でも生活保護を打診していた区役所側は、兄弟が住む自宅や土地が兄名義のために却下。

それを苦にして弟が自宅で首吊り自殺。

次男は泣きそうな声で(実際に泣いていたのかもしれない)、区役所のやった事は正しいよ、でもね……、

先日、弟サンを尋ねた時も、気弱そうな小さな声で『今日はありがとうございました』って何度も何度も頭さげるんだ、この若僧の俺に…。

なのにさぁ、今日行ったら自殺なんかしてるの!首吊り自殺でさぁ、体が振り子みたいにプラプラ揺れてるだよ!

区役所は間違ってはいないよね、でも父さんなら俺の気持ちもわかってくれるよね!!

なんで土地を売らなかったんだろ!?

土地売ったお金で兄貴を施設に入れて、残ったお金で人生やりなおせって何度も説得したのに、どうして自殺なんかしちゃったのかなぁ…。

区役所は悪くないのはわかるよ、でもね

なんで自殺なんかしちゃったのかなぁ?

やり切れない!

一時間ほど何度も何度も繰り返し、電話は切れました。

閲覧数787 カテゴリ日記 投稿日時2013/05/07 15:08
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