開幕前の目標は優勝で当たり前みたいな雰囲気でした。それが何時しか「自動昇格」となり、秋以降は「3位を死守」に。 昨シーズン終了後の指揮官選びの段階からつまずき、シャムスカを連れてきたものの、彼が戦術家ではないことくらいフロントは重々承知していたはず。もう一つ言えば(清水もそうだけど)、チームが負のスパイラルに陥った後で指揮官の首をすげ替えてもあまり良い結果は得られない事の方が多い事も、これまたフロントは知っていたはず。 結局、新指揮官は2勝しかできず、右下がりのチーム状態を立て直す事が出来なかった。 前田、駒野、伊野波とに加え、松井と代表経験者が揃い、J2では突出した戦力と言われたけれど、攻撃の要である前田が全くと言っていいほどに機能しなかった。シーズン前ににマリノス移籍の噂もあった中、フロントが「J1復帰に欠かせぬ戦力」として手放さなかったとの噂もあったが、彼が急激に衰えたのか?それとも彼を活かす戦術が確立できなかったのか?どちらなのかはわからないが、機能しなかった事は確かだろう。 ひとつ加筆すれば、かれのゴール数は確か17,これは多いんだけど、決定的な勝ち越しゴールが少ないのが問題。特に新指揮官就任後では目立ったプレーは少なく、それが「ゴール数は多いのにどこか錆び付いた感じ」を与えるんじゃないか 前田同様、大きな戦力と思われた駒野、伊野波、松井といった選手も機能したとは言い難く、アテにした戦力が機能しなかった。 しかしながら、アディショナル・タイムでのGKのヘディングが決勝点といった、スポ根ドラマでもお目にかかれない、正にドラマチックな幕切れだった今日の試合。スタジアムで目撃した全ての人達が呆気にとられたんでしょう。 この結果を受け、来季もJ2で戦う事となったジュビロ磐田、奇しくも関塚さんの主張が現実のものとなりました。このオフは選手達の移籍も活発になるのかな?一つお願いするとしたら「加藤さんよ、今回は前田を自由にしてやってくれ」かな?代表FWまで駆け上がった選手をこのまま錆びつかせてしまうのは惜しいの一言だ。 最後にもう一つ言わせてもらえば「静岡ダービーは絶対J1でやろうぜ!」かな? |