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2015年10月27日(火) 
●ユネスコって?

ユネスコ、子どものころから聞きなれているけれど、いざ「ユネスコって何?」と聞かれると「何だっけ?教育に関係した所だよね」程度しか言えません。「じゃあ分からん事はウィキペディアで調べよう!」っていうことで…。 UNESCO国際連合教育科学文化機関 United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(UNESCO)で、国際連合の経済社会理事会の下におかれた、教育、科学、文化の発展と推進を目的として、1946年に設立されたそうです。2011年現在の分担金最大拠出国はアメリカで、2位が日本。ただしアメリカは支払いを停止しているので、実質的な最大拠出国は日本である(ウィキペディアより抜粋)。 そーなんだぁ、国連組織の一部なんだ…。

●記憶遺産問題

そのユネスコの「記憶遺産」問題で南京大虐殺関連文書が登録されたことを受け、日本の拠出金が揺れています。 「事実を巡り意見が分かれているのに、一夫的に中国の移行に基づき指定するのはおかしい」「決定の過程が密室で透明性や公平性に欠ける」これが日本の反発理由で「ならば拠出金を停止すべきだ」との意見が出ていますね。

●外交はパワーゲーム
 
「話せばわかる」この理論が通用するのは日本だけと言われます。外交は厳然としたパワーゲームであり、強者の理論がまかり通るものだそうです。強者とは軍備であり、経済であるわけですから、成長著しい経済(ここ半年で急ブレーキがかかってるようですが)を背景に軍事費を拡大し続け近代化を急ピッチで推し進めている中国の物言いが高飛車になるのは世界的な観点からは至極当然な事。外からは成長が怪しく見える経済も、メンツにかけて厚化粧してでも良く見せてくるでしょうから、軍事費もこれまたメンツにかけて増大し続けるでしょう。 そんな中国の外交攻勢を受け、日本は防戦一方なのか?結論が「拠出金の停止」で良いのだろうか? 先のマレーシアへの高速鉄道輸出競争で、これまた中国亜家に一敗地に塗れた日本。これも何だか「話せばわかる」の延長線上で「良いものは理解される」「良いものは売れる」といった極めて正直で性善説に立ったもの。でも、相手(マレーシア)はそんな事より、安く(国の負担なし)て、早く完成するに越したことは無いとばかりに中国案に飛びついた。

●正解はあるのか

拠出金を停止する、これは至極ストレートな対処法。今まで国際的に自己の意見を主張することが少なかった日本が、このような意思表示をすることは結構インパクトがあるのかもしれない。ただしここで考えたいのは「日本が資金を停止することは兵糧攻めになるのか」ではないか?もしかしたら組織内での発言力を高めようと、これ幸いに「じゃあ日本が出さない分もウチが出すよ」と言い出す国は無いのか?2年続けて拠出しない場合、議事への投票権を失う。そうなった場合、「誰かさんの思うつぼ」となってはしまわないのか?ここは短絡的な考えに走らず、拠出するしないのどちらにしても最低10年程度のスパンで戦略を構築して行くべきだと思う。

●新たな国防費

国防費と言えば軍備に関する経費だけど、ロビー活動や世界に対して日本の立場や意見を積極的に発信する経費もこの内に入るのではないか?世界に対して言うべきことははっきりと主張し、積極的に理解者を増やす活動をもっともっと行うべきだと思う。

●歴史問題

明治維新以後、欧米列強に追いつけ追い越せで急速に国力を上げ、それに見合う資源獲得のために、日清戦争を皮切りに日露、第一次、満州事変、日中、太平洋と6回の戦争を行った当時の日本は、確かに好戦国であり周辺諸国を日本の領土とすべく戦争をした、と教わってきたと僕は解釈しています。【ただし(余分な話だけれど)領土拡大は当時の列強国では当然の事であり、日本だけが拡大路線を突っ走った訳では無いとも思っています。また欧米にとって、当時は辺境の地であったアジアに位置し、黄色い肌をして目の吊り上った日本が得体のしれないパワーで列強にのし上がって行くのは恐怖以外の何ものでもなく、その軋轢が取り返しのつかない戦争に突き進んで行ったとも思っています】そういえば、与党の元アイドル議員が他の議員との差別化を企んだのか?上っ面だけ舐めて「八紘一宇は素晴らしい思想」と言い放ったが(その後、党から抑え込まれたか?)、続報を確認していないので言いっ放し状態か?マスコミに取り上げられるというインパクトはあったものの、底の浅さを自ら露呈したと断言させて頂きます。

●閑話休題

「侵略の定義が明確でない」度々政権与党の議員が言っています。これを庶民の見方を自負する某宗教関係与党が何も言わないのは「?」以外の何物でもないと思うのですが。まあ、今回の安全保障関係法案でも、ぬれ落ち葉のごとく張り付いているところをみると、よほど政権与党の立場って居心地がイイんでしょうねぇ。閑話休題としておきながら、これまた脱線しましたが…。

国益に反する事柄で、その内容が確立していないものは認めない、これは決して間違ってはいないと思いますが、如何なものでしょうか?

但し国内向けのプロパガンダにいちいち反応するのも何だかなぁ…、とも言っておきます。ここは先ほども書きましたが「情報戦も国防のひとつ」として、自らの主張を堂々と主張すべきだと思います。ただし、確立していないから(都合の良い事柄だけ)何を言っても良いのではなく、確立していないからこそ、確立した事柄を土台に展開して行くべきだと思います。よく「中国の歴史はプロパガンダ、韓国の歴史はファンタジー」と揶揄されるけれど、我田引水の歴史となってしまっては、他国をあれこれ言う資格も無くなってしまいます。

極めて大雑把で個人的な主観ではありますが、僕たちの世代は明治維新から第一次大戦までを、追いつけ追い越せと「国全体が頑張った時代」、第一次対戦終結後から第二次世界大戦終結までを「指導者が驕った時代」といった観念を持った人が多いのではないかと勝手に思っています。 でもその歴史観を「間違っている」と言われると「じゃあ何が正しいの?」と答えを見出せない世代でもあるかと思います。

●真実を知りたい

「本当の歴史を知りたい」「日本は何(誰)が良くて、何(誰)が悪かったのか?」この思いに駆られているのは決して少なくないと思います。 周辺諸国と歴史を共有できれば、それは理想なんでしょうが、今しばらくは難しい。でも少なくとも日本国内では皆が共有できる歴史観を持ちたいと思ってます。

閲覧数675 カテゴリ日記 投稿日時2015/10/27 12:19
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FAIRY-TALEさん
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