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2017年11月19日(日) 

      夢幻

 

おじが笑顔で

また 朝 港にあがったヤリイカを買ってきて

イカサシを作ってやるからな と言われ

大喜びする

向こうに行き

お袋にその話をすると

何言ってるの そのおじさんは

もう前に亡くなっているのに変な子と言われる

あれ そうだっけと記憶をたどると確かにそうだ

後ろを振り向くと おじの姿はない

さらに記憶をたどると

あれ お袋もとうに亡くなっているはずと気づく

すると お袋の姿がすーと消えていく

えっ! 夢幻!

ふと気がつくと床の中にいる

私もいつか消えてなくなり

夢幻となり

誰かの中に生きる

 

 

    殺意

 

誰を殺す 人を殺す

誰を殺す 我を殺す

誰を殺す 彼を殺す

誰を殺す 己を殺す

誰を殺す 世を殺す

誰を殺す もう殺さない

ずいぶん殺したね

僕の意識は!

それで納得

 

 

    天守の森

 

逆川かかる緑橋 渡りてそこは天守の森

その上には天守台 観音様が立っていた

僕の思い出の観音様

天守台の中腹に掛川城御殿

その前に広場あり その奥に忠霊塔

子供の頃の遊び場所

そのふもとの学校その学校に入学した

僕の青春の一ページ

天守の森に現れる女神のような女

素顔のステキな人 僕の心はおどりだす

天守の森に春来たり

水車小屋のそばに立つ髪のきれいな女

瞳のかがやく女 彼女の笑顔は宝物

天守の森に花咲けり

十七歳の春だった連れに逢いに茶店に行った

そこにいた僕の女神様

たいこ橋を見上げる 蝉が鳴く

日差しがまぶしい 僕のとなりに君はいる

観音様が待っている

夏はめぐり思い出のかずかず

やがて秋がやってきた

観音様の足もとで弁当を広げる

食欲は少なし 早退してやってきた

秋空の下の天守台

秋風が吹く 涙が出る

観音様が立っている

池のほとりの水車小屋も寂しそう

僕のせつない青春の思い出

天守台のふもとの学校その学校に通学した

僕の青春の一ページ

 


閲覧数667 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2017/11/19 14:16
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