子供の頃が懐かしく思い出されます。
あの頃はどこのお宅にもツバメがきましたね。
家族皆で見守りました。
巣だっていくとやれやれしました。
そして、糞が落ちなくなることもほっとしました。
ツバメ 森田外志枝 民家を外れて農道に入ると、早苗(さなえ)田を渡る風が気持ちいい、ガタガタ道になるので気をつけてペタルを踏んでいると、自転車の前をツバメが横切る。 「あゝまた来たね、お前さん。お早う」 私が挨拶すると、ツバメは嬉(うれ)しそうに後ろから回って、さらに前輪の近くへ飛んでいく。 ガタガタ道は四、五百メートル。その間を、自転車と交差しながら、ずっと一緒だ。畑への道を左に曲がるとスーッといなくなる。 さて、一仕事を終えて帰り道。角を曲がり、ガタガタ道に入った途端、またツバメが、待っていましたと近づいてきて、あの民家の所まで二羽で送ってくれる。 ツバメが渡っていくまでの楽しい畑仕事である。 (石川県羽作市・主婦・70歳)
田植え時の爽やかな風に乗って舞い飛ぶ、森田外志枝さんの「ツバメ」。みずみずしい田園風景をヒラリと切り取る心地よさ。この季節ならではの空気感が伝わってきます。(中日新聞サンデー版から) × × このお天気では日向ぼっこ もできないので、ターコさんのツバメを思いながら新聞を写しました。変な格好で机に向かう姿、見れたものではありません。
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