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2019年07月14日(日) 

  ツバメ  森田外志枝

 民家を外れて農道に入ると、早苗(さなえ)田を渡る風が気持ちいい、ガタガタ道になるので気をつけてペタルを踏んでいると、自転車の前をツバメが横切る。

 「あゝまた来たね、お前さん。お早う」

 私が挨拶すると、ツバメは嬉(うれ)しそうに後ろから回って、さらに前輪の近くへ飛んでいく。

 ガタガタ道は四、五百メートル。その間を、自転車と交差しながら、ずっと一緒だ。畑への道を左に曲がるとスーッといなくなる。

 さて、一仕事を終えて帰り道。角を曲がり、ガタガタ道に入った途端、またツバメが、待っていましたと近づいてきて、あの民家の所まで二羽で送ってくれる。

 ツバメが渡っていくまでの楽しい畑仕事である。

         (石川県羽作市・主婦・70歳)

 

 田植え時の爽やかな風に乗って舞い飛ぶ、森田外志枝さんの「ツバメ」。みずみずしい田園風景をヒラリと切り取る心地よさ。この季節ならではの空気感が伝わってきます。(中日新聞サンデー版から)

×         ×

このお天気では日向ぼっこ もできないので、ターコさんのツバメを思いながら新聞を写しました。変な格好で机に向かう姿、見れたものではありません。

 


閲覧数1,031 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2019/07/14 16:57
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コメント(2)
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  • 2019/07/16 15:17
    子供の頃が懐かしく思い出されます。
    あの頃はどこのお宅にもツバメがきましたね。
    家族皆で見守りました。
    巣だっていくとやれやれしました。
    そして、糞が落ちなくなることもほっとしました。
    次項有
  • 2019/07/16 17:15
    みつちゃんさん
    ありがとうございます。

    そうですね。子供の頃は家の中まで入れていましたからね、大戸口は少し開けておきました。昔むかしの話です。
    ツバメが帰ってからは赤トンボが夕暮れにはいっぱい群れていました!その中に鬼ヤンマもいましたよ!
    次項有
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