>外から見る日本、見られる日本人 >バンクーバーの日本人社長ヒロが仕事、生活を通じて感じた経済、経営、社会、日本人観などを綴っています。 >2022年02月19日10:00 >岸田政権にボディブローとなる林外相批判 >ことの発端は15日、林外相がロシアのレシェトニコフ経済発展相とオンラインで会合を行ったことです。 >「林大臣が、日本とロシアの経済分野での協力が両国の平和条約の交渉も含めた関係の発展につながるよう、対話の継続を呼びかけた」(NHK)とあります。
この緊急事態に林外相は呑気なものですね。
>経済協力を含めた両国関係発展のため、お互い頑張りましょう、というわけです。
政治音痴というのかピンボケ外交ですね。
>これに対して国内保守派から厳しい声が沸き上がり、高市政調会長は「G7の結束を乱そうとするロシアを利することになる。 >大変強い懸念」と厳しい批判を行いました。
そうですね。それは尤もなことです。日本人の国際社会での無哲学・能天気の振舞ですね。
>その頃、岸田首相はプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と相次いで電話会談をしています。>なぜ首相は急いだのか、といえばG7緊急会合があるからでG7の中でウクライナ問題で日本は積極的に関与していないと思われているので「僕も頑張っています」というパフォーマンスが必要でした。
上辺ばかりの努力では信頼されませんね。自己の’あるべき姿’ の表明とたえざる努力が必要ですね。つかみどころのない人間であっては政治的な役割は果たせませんね。
>ただ、欧米のスタンスは極めて論理的かつ戦略的です。>「今、西側諸国はロシアに厳しい経済制裁を加えようとしている中でオタクの外務大臣はロシアと経済協力をまい進させる二枚舌外交かね?」というわけです。
無哲学・能天気の日本人が外国人の信頼を得ることは難しいことですね。 ‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’ (あるアメリカの国務長官)
>日本の外交姿勢は「敵を作らない」とされます。
そうですね。自己の意思を示せば、当事者・関係者となる。示さなければ傍観者にとどまる。日本人には意思がないので、常に傍観者になる。序列関係のない場合には深刻な事態にも高みの見物をしている。これが敵を作らない我が国人の得意とする方法である。わが国は世界の中にあって、世界に属していない。日本人が当事者・関係者となるのは自己の属する序列に関する事柄だけである。だから、日本人の世界は狭い。
>唯一の例外が韓国で、中国は嫌だけどデカい国だから波風を立てないようにしています。
隣国とは、兎角争いがあるものですね。
>では、全方位型外交は威力があるのか、といえば私はない、と考えています。
全方位型の威力があると思っているのは、いても日本人ばかりでしょうね。相手にされていない状態の錯覚によるものですね。
>例えば安倍元首相がトルコのエルドアン大統領と再三会談し、原発受注と共に政治的な「第三国介在役」を買って出ようとしました。 >結局、原発はコストが合わず断念、第三者介在役も思惑外れでした。
実力者は自己の要求を相手に呑ませるために論理的戦略的な圧力を掛ける。無力な者は、ただ相手に自己の無力さを示して懇願する。
>今、ロシアはウクライナの領土を取ろうとしているのに「平和条約結んで北方領土返してね」という全天候型が正しいのか、小学生でもこの答えは分かると思いますがね。
そうですね。日本人には脳裏にお花畑を持っている人が多い。優秀な人は ‘純粋によく観察する’ が、お花畑の持ち主は ‘自分の期待したもの’ しか見ようとしない。だから、容易に騙される。 そして、騙された末に ’私は相手を信じた’ と言い訳をする。自己の無能を恥じ入ることが無い。無知に対する道徳教育がなっていない。
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