2023年04月30日(日) 

 

>現代ビジネス   >戦前の教育理念は、果たして否定されたのか? 「曖昧」なまま生き延びた教育勅語   >小野 雅章 によるストーリー • 昨日 6:00  

>戦後教育と戦前・戦中教育とは、憲法の改正と旧教育基本法の制定そして教育勅語の排除によって断絶したものと一般的に理解されている。   

>しかし、本当に「断絶」していたのだろうか。   

>日本の近代教育全体の文脈の中における教育と天皇制の関係を考察する『教育勅語と御真影 近代天皇制と教育』を上梓した小野雅章さんは、本寄稿で史実の確認の重要性を伝える。   

>近代日本が求める人間像の変化と教育理念  

>日本の近代教育は、明治5年(1872年)の学制発布から数え昨年で150年を迎えた。   

>その間、時代の推移に応じて求められる人間像は常に変化し続けた。   

>アジアの小国である日本が西欧諸国に伍する近代国家となることを目ざし、急激な教育の近代化を進めた1870年代の方針は、自由民権運動などの「行き過ぎた」近代化を是正するため、1880年代は一転して、教育(とくに、国民教育の部分)は保守化の傾向が強まるが、内閣制度の発足にともない、1885年に初代文部大臣に森有礼が就任し、立憲君主制移行を射程にした教育政策を推進すると、求める人間像にも変化がみられ、儒教主義的な教育はほぼ全面的に否定された。   

>教育勅語の発布は、明治憲法成立以降の立憲主義国家としての日本の「行き過ぎた」近代化を抑制し、国体史観を教育理念の中心におこうとする山県有朋などを中心とする明治政府内保守層による施策のひとつであった。   

 (略)

>戦後教育をどう解釈するのか   

>これまで検討してきたとおり、教育勅語の徳目はあくまでも1890年という資本主義社会にも到達していなかった時点のものであり、発布後10年も経過しないうちにその有効性が問われるようになり、その撤回・改訂・追加論が台頭するまでになる。   

>それへの対応として、教育勅語を近代日本の徳目を示した「古典」と位置づけ、その時代状況に対応した詔勅(戊申詔書・国民精神作興ニ関スル詔書・青少年学徒ニ賜ハリタル勅語)を発布して対応した。   

>さらに、その近代日本の徳目の「古典」であるはずの教育勅語自身、その解釈は一定することなく、時代状況に合わせて変化した。  

 

無哲学・能天気の人間には教育勅語の解釈は難しいでしょうね。    

 

>こうした事実の延長線上で戦後教育を考えたらどうなるのであろうか。   

>一般的に戦前・戦中教育と戦後教育とは、憲法の改正と旧教育基本法の制定と教育勅語の排除により断絶したものとされ、これを肯定的にとらえるリベラル派とこれを否定的にとらえる保守派も戦前・戦中教育と戦後教育との断絶を前提としている。   

 

形式的な変更は、根本を変えるものではありませんね。断絶はありませんね。        

 

>主権の変更や教育理念の変更はこのことを端的に示しているといえよう。   

>しかし、戦後改革で天皇・天皇制そのものが否定されたわけではない。  >戦後改革で象徴天皇・天皇制へとの変更はあったものの、裕仁天皇という同一人物が天皇の位置にあり続けた。  

 

そうですね。天皇・天皇制はわが国の序列社会の表れの一端を示しているにすぎないものですね。      

 

>この変更は戦前・戦中の天皇・天皇制からの超国家主義・軍国主義的部分の排除であった。   

 

そうですね。   

 

>教育や学校場面でこれを検討すると、国体史観にもとづく天皇・天皇制に教育理念を求めた教育勅語、さらに神社様式が一般的であった御真影・教育勅語謄本の保管施設である奉安殿・奉安庫は否定されたが、御真影は軍装のものから「天皇御服」のものに変更された。   

 

そうですね。これらは表向きの変更ですね。日本人の序列メンタリティは不変ですね。   

 

>こうした事実は、戦後教育も戦前・戦中の全面否定ではなく、象徴天皇・天皇制への変更という時代状況に合わせて変更と見るのがより正確なのかもしれない。   

 

日本語の階称 (hierarchy) に対する批判がなされていませんね。日本人は日本語を使って考えるから、序列制に対する根本的な批判も必要ですね。現状では入試地獄も解消されませんね。          

 

>戦後の象徴天皇・天皇制への変更は、実に「曖昧」なものであった。   

 

元を正さず末に走る変更は実に曖昧なものですね。   

 

>こうした状況のなか、天皇・天皇制と教育との関係も戦前・戦中的なものを寛容する要素が強く残ったのではないか、と筆者は思っている。   

 

そうですね。原因療法が無く、対症療法ばかりでは真の改革は難しいでしょうね。   

 

(略)

 

 

 

.

 

 

 

 

 


閲覧数76 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/04/30 10:56
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
シンちゃんさん
[一言]
明るい未来社会を築こう
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このアルバムのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=855414