5月20日(月)、中央小学校において「学級担任に知っておいてほしい講座① ~学習の苦手さの理解~」が開催されました。講師は大坂小学校の通級指導教室の先生が務めてくださいました。30名以上の小学校の先生方が集まり、オンラインでも各校の先生方が聴講しました。この講座では、小学校低学年の児童における学習の苦手な部分への専門的な支援について具体的な説明がありました。発達の個人差が大きい小学校1、2年生。読む、書く、話す、計算する等の中で1つ苦手なものがあると学習の広い範囲に影響が及ぶことがあるそうです。しかし、専門性を生かした支援により、大きな差がつくことなく学習が積み上げられることがわかっているようです。「手がかり」、「わかりやすさ」、「見通し計画性の力」などをつけて成功体験を積んでいくと自信がついていきます。また、すらすら読めるようになるためには特殊音節の読み書きができるようになることが必須で、多層指導モデル(MIM)の実践も紹介されました。特殊音節の定着のための練習も行いました。MIMの3ステージ指導までで、「読むことが好き」と答える児童が約2倍に、「読むことが得意」と答える児童が2.4倍になったそうです。さらに幼児期に培った力が読み書きの土台にもなるようです。(言葉あそび、ごっこ遊び、粗大運動、微細運動等)幼児期の様々な経験と小学校初期の専門的な実践で、充実した学生生活、社会生活を送っていってほしいですね。
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