夏季休暇を利用して茨城県の「ひたちなか海浜鉄道」へ撮影旅行に行ってきました。キハ205ひたちなか海浜鉄道は、JR常磐線の水戸駅の一つ北の駅、勝田駅を起点として、太平洋側へ伸びる路線です。伸びるとは言っても、駅数は勝田を含めても9駅、営業キロ14.3キロの小さな非電化ローカル線です。この鉄道の最大の注目ポイントは昭和40年代に製造された古いディーゼルカーを大切に使用していることです。国鉄や地方私鉄で活躍したディーゼルカーが第二、第三の車生をこの地で送っているわけで、国鉄型の車両が年々減少していく中で、旧型の気動車が元気に活躍しているということは、その筋の人たちからはひじょうに貴重な路線であるということで注目を浴びているわけです。ちなみにこのキハ20系と言われる車両、3セク化される前の国鉄二俣線で活躍していた車両と同型のものです。僕が、訪問した日曜日&月曜日も同業者と思われる方が多数来線しており、この様な方(自分も含め)たちによって多少なりとも経営に貢献できればいいなぁと思いました。この2日間は、国鉄色と言われる朱色とクリーム色をまとったキハ205号が運用に入っており、撮鉄おやぢと化した駿河守氏は少しばかり興奮して昼食もとらず撮影に耽ったのですが、鉄道を撮影するのが3月以来とあって、構図が定まらなかったり、露出があわなかったりとトホホな写真ばかりになってしまったのは残念至極でした。そうは言いながらも、ローカル線を堪能した大満足の2日間となりました。 車内もレトロムード満点。文字通りの網棚、栓抜き、扇風機…最近の車両では見ることのできない装備が満載です。茨城と言えばこのお人! 水戸駅前にいらっしゃいます。漫遊に出かけるところ?