2023年03月07日(火) 

 

>現代ビジネス   >楽天、ユニクロ、ソフトバンク、ホンダ……英語社内公用語化を進めた企業の末路 英語神聖視は世界を知らない井の中の蛙   >大原 浩 の意見 • 3 時間前   

>社内英語公用語化で業績は伸びたか?   

>楽天が社内の公用語を英語にするという方針を打ち出したのは2010年のことである。   

>2年の移行期間を設けて2012年から本格導入し、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングやホンダなどがこの動きに続いた。   

>また、ソフトバンクもその流れに乗ったとされる。   

>その他にも、色々な企業がその潮流に乗り「英語社内公用語化」を推進しているとされているが、「公用語」の定義が曖昧模糊としていることもあって、それらの後続企業群においては「英語教育を熱心に行っている企業」程度の意味合いしか無い場合もあるようだ。   

>そこで、今から10年余り前の2012年以降に相次いで、「社内英語公用語化」を推進したとされる代表的企業を中心に話を進めたい。   

>ポイントは、「社内英語公用語化でその『企業の業績が伸びたのか?』」ということである。   

>企業が多大な費用と労力をかけ、さらには従業員の(就業時間中であろうと、プライベートな時間であろうと)貴重な時間を費やせば、以前より社員の英語能力が高まるのは当たり前である。   

>また、英語を公用語にすることによって日本語を話すことができない外国人とのコミニュケーションがより密になるのも確かであろう。   

>だが、そのために英語が母語では無い日本人従業員が(学習などに)費やすエネルギーは膨大だ。    

>問題は、それらの膨大な費用、労力、エネルギーを費やした社内英語公用語化によって、コストに見合う結果(業績)を得られたかどうかということである。   

>企業とはあくまで、経済活動の中で利益を生むことが目的の組織だから、「英語を流暢に話す」ことそのものに意味は無い。   

>短期的にはともかく、10年もの長期にわたって業績に結び付けられないのだとしたら、社内英語公用語化にいったいどのような意味があるというのであろうか?   

>日本企業の悪弊の一つとして「過剰な精神論」がある。   

 

‘思う念力岩をも通す’ ですね。

 

>いわゆる「竹やりでB29を打ち落とせないのは、貴様らの精神がたるんでいるからだ!」という軍人精神の延長だ。   

>英語社内公用語化が一体どの程度の(業績面での)効果を現わすのかを考えもせず、「英語が話せないのは貴様らの精神がたるんでいるからだ!」と強制する「社内英語公用語化」は「日本企業の視野の狭さ」=「国際感覚の欠如」=「ガラパゴス性」や「(費用対効果を考えない)生産性・合理性の欠如」の象徴のようにも思える。

 

戦前の精神教育でしたね。    

 

>楽天の業績は?   

>社内英語公用語化の問題点については、2019年7月30日公開「『英語の社内公用語化』ブームが、ひそかに大失敗に終わりそうなワケ」、2021年6月5日公開「まだ英語社内公用語化? 日本企業が『真の国際化』のために今すべきコト」、昨年4月3日公開「英語社内公用語化は『ガラパゴス』『形式主義』『同調圧力』の象徴か?」も参照いただきたい。   

>そして、その社内英語公用語化の言い出しっぺともいえる楽天の業績は、社内英語公用語化の実施から10年余りを経て危険水域にある。   

>昨年9月27日に「『楽天経済圏』はいつまで保つ?ポイント付与は結局安売りにすぎない」を執筆したが、現在では携帯電話事業が悲惨な状況であり、Kabutan 2月14日「楽天グループ、前期最終は赤字拡大で着地・10-12月期(4Q)最終は赤字拡大、今期業績は非開示」という状況だ。   

>「ゼロ円携帯の廃止」や(新設)店舗の速攻撤退、さらにはそれを補うためと思われる郵便局内の(仮設)販売店開設など迷走しているように思えるのが携帯電話事業だ。   

>そこで問いたいのが、このような楽天の事業に社内英語公用語化が一体どのように貢献しているのかということである。   

>私には、全く役に立っていないように思える。   

>巷では、創業者の三木谷浩史氏が極度の英語(米英)コンプレックスであり、そのせいでがむしゃらに社内英語公用語化を推進しているともいわれる。   

>真偽は定かではないが、状況を見るとその話にも信憑性があるように感じる。   

>2020年1月18日公開「だから日本語はこんなにスゴい!『外国語コンプレックス』の罠」で述べたように、英語が話せるから偉いなどと言うことは無い。   

>よく言われるように、米・英では多くのホームレスが流暢な英語を話すのだ。   

 

英米にホームレスがいるのは天下の奇跡ではないでしょうね。学者に金持ちがいないようなものですね。      

 

>ソフトバンクは「逃げた」?   

>ソフトバンクに関しては楽天ほど極端な「社内英語公用語化」は進めてこなかった(正式には公用語にしていないようだが、「TOEIC900点」で報奨金が100万円である)ようだが、孫正義氏の「大風呂敷メニュー」の一つには入っていたといえるであろう。

>そのソフトバンクも、昨年9月5日「IT成金がいよいよ没落する、産業分野栄枯盛衰の歴史は繰り返す」5ページ目「ソフトバンクは大丈夫か?」という状況だ。     

>ソフトバンクの経営の問題点については、2019年6月14日公開「まさかとは思うが「ソフトバンク・ショック」はありえるのか?」から2020年6月15日公開「いよいよソフトバンク・ショックがやってきて、最後にババを引くのは…?」に至る多数の記事で述べてきた。   

>まさかと思っていたことが、どんどん現実のものになってきている。   

>実はすでに「命運は尽きている」ようにも思えるが、投資家から集めた大量の資金や会計上のテクニックで生きながらえているのではないだろうか。   

>ここまでくると、実際に「まさか」の事態となったとしても、「ショック」ではなく「既定路線」ともいえる。   

>昨年11月10日Bloomberg「孫社長不在、様変わりするソフトバンクG決算説明会-財務重視強調か」と伝えられる。    

>大義名分は「アームの経営に集中する」ということだ。   

.しかし、調子のよい時にはひたすら大風呂敷を広げてきた孫正義氏の過去を考えれば、「調子が悪くなったので投資家への説明責任を果たさずに『敵前逃亡』した」としか思えない。   

>日本の武士道精神から言えば「恥ずべき」ことである。   

>だが、「武士道精神」は国際標準ではないのも事実だ。   

>この孫正義氏の行動は、社内英語公用語化で国際化した結果だとでも言うのであろうか?   

>ユニクロに国際感覚はあるか?   

>2019年12月24日公開「ウイグル人権法案、じつは『日本企業』が他人事とはいえない可能性」を始めとするユニクロの新疆綿の取り扱いを見ている限り、国際感覚があるとは思えない。   

>また、英語圏を含む欧米での事業は全体(店舗数など)から見れば大きくはなく、不調であるともいえる。    

>逆に中華圏でのビジネスは好調であり大きなシェア(店舗数など)を占める。    

>共産主義中国におもねていると思われる姿勢を見せているから、公用語は英語ではなく中国語にした方が良いのかもしれない。   

>実際、今後の世界勢力図の変遷を考えれば、世界共通語としての中国語は無視できない。   

>話者人口が多いのはもちろんだが、歴史上アジアの共通言語は中国語であったと言っても良い。   

 

そうですね。しかし、中国語を共通語にするのは難しいでしょうね。      

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

「中国には地球の人口の約6分の1の人が住むが、実際は秦朝時代から中国はずっと『1人』しかいない、驚くべき専制国家。高速で物を運べる機械のようなものだが、逆に言えばとても危険な機械だ」 艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏(65)

朕は国家なり。国を愛せ。朕をも愛せ。個人崇拝・権威主義者より。  

 

>日本でも漢文(中国語の文章)が知識人の教養とされた時代が長く続いたのは読者もよくご存じのはずである。

>また、現在の業績は比較的堅調だが、昨年12月6日公開「デフレ時代の勝者ユニクロは、インフレ対応型のしまむらに敗れるか?」という危険性もあると考えている。   

>ホンダは「転んだ」   

>ホンダにおいては、当時の伊東社長がZAKZAK 2010年7月21日「ホンダ、英語公用語化『バカな話』日本人が集まるここ日本で…」と正論を述べている。   

>ところが、2021年6月5日公開「まだ英語社内公用語化? 日本企業が『真の国際化』のために今すべきコト」3ページ目「『世界のホンダ』は…」でも述べたように、伊東社長が退任した2015年から180度方針を転換して社内英語公用語化を推進することになった。   

>この時がホンダの「迷走」の始まりなのかもしれない。   

>そして、昨年9月25日公開「ホンダが抱える『全面EV化』の巨大なリスク――『第2の日産』になってしまうのか」の副題「この10年ほどでおかしくなった」という状態だ。   

>社内英語公用語化によって、2月27日公開「日本はこのままトヨタを失ってしまってもいいのか!?」で述べた、トヨタを中心とした優秀な日本車を潰すための欧米の策略とも思える、「全面EV化」を御無理ごもっともと追従する体質になったのだろうか?   

>ホンダと言えば本田宗一郎に代表される「気骨ある自動車メーカー」であったはずだが、今や(欧米の)忠犬としか言いようが無く、トヨタの方がよほど気骨があるように思える。   

>シャープも参入したが   

>昨年6月23日日本経済新聞「シャープ、社内公用語を英語に 海外強化へ23年から」と報道された。   

>シャープは、昨年9月21日公開「中韓に『劣勢』な家電メーカーの中で、パナソニックの『大躍進』が始まった…!」冒頭「外資に翻弄された企業の行方は?」という状況である。   

>(かつての)日産もそうであるが、「外資に支配された企業」の公用語が英語であることは何の不思議もない。   

>例え社内での英語話者が少数であっても、「支配者に都合がよい言語を公用語にする」ことは避けられないのだ。   

>だが、「ここ日本で、日本人が支配し働く会社で英語を公用語にする」ことの合理性は一体どこにあるのであろうか?   

>公用語という発想がもはや古い   

>テクノロジーの進化で、翻訳、通訳機能が格段に向上している。   

>つまり、一つの言語の使用を公用語として強制するなど時代遅れであるということだ。   

>日本企業は「古臭い刷り込み」では無く、「激動する世界」を見据えるべきである。   

>英語神聖視は、世界を知らない井の中の蛙の思考方法だ。   

>これでは重要な経営判断を誤ることにもつながる。   

>また、社員が英語を勉強するというのは「目に見えないコスト」である。   

>そのコストに無頓着な企業は生き残れない。   

>「軍人精神」では無く、「トレードオフ」を考えるべきである。   

>しかも、「英語の強要」によって優秀な日本人社員を遠ざけることになる。   

 

優秀な外国人社員を近づけることになるか。   

 

>それに加えて、昨年6月18日公開「国力下り坂の米国が没落して『世界戦国時代』がやってくるのか」という状況だ。   

>つまり、「米・英=英語圏は大没落中」なのである。   

>逆に昨年3月29日公開「まさかRIC=露印中が大同団結?『第2次冷戦』の世界の本音とは」という流れに向かっている。   

>かつては、ラテン語、中国語、フランス語などが「世界言語」であった。   

>英語圏の力もいつまでもつのかわからないということだ。   

 

人類の知識の半分は英語の書物の中に蓄えられている。だから、学問をする為にはどうしても英語を知らなくてはならない。   

 

>小学校からの英語教育も馬鹿げている   

>最後に申し上げたいのは、英語社内公用語化と同じように馬鹿げた行為が「小学校からの英語教育」であることだ。   

>昨年11月7日公開「『日本語ですら話が通じない日本人』が多すぎるのに、小学校から英語教育をする必要があるのか」で述べた通りである。   

>彼らが大人になるころには、英語圏の没落や、翻訳・通訳システムの飛躍的発展によって「無用の長物」になりかねない英語能力を身に着けるために膨大な時間を費やすのはまったく無駄である。   

 

世界中で認められている海外留学の価値が見落とされていますね。    

 

>無限の可能性のある子ども達には、彼らが大人になってから役立つことを教えるべきではないだろうか?   

 

意見の交換には日本語は不向きで英語は役立ちますね。    

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

 

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語の仮名漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。音読が言語の習得には欠かせない。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。ローマ字表記を仮名漢字表記と対等な地位にしてもらいたい。日本語をローマ字表記と仮名漢字表記の二刀流表記の国にすると良い。         

 '為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり'  上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)             

 

 


閲覧数92 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/03/07 09:48
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