2023年05月02日(火) 

 

>AERA dot.   >日本とアメリカ「教育・研究・起業・リーダー育成」分野での驚くべき格差をスタンフォード現役教授が徹底分析   >オピニオン 4 時間前   

> 世界に名門大学は数あれど、スタンフォードのブランドは際立っている。   

>なぜ、スタンフォードは常にイノベーションを生み出すことができ、それが起業や社会変革につながっているのか。   

>スタンフォード大学で学び、現在さまざまな最前線で活躍する21人が未来を語った新刊『未来を創造するスタンフォードのマインドセット イノベーション&社会変革の新実装』より、スタンフォードで現役教授として活躍する中内啓光、筒井清輝両氏の対談の一部を抜粋で紹介する。   

>※「欧米の名門大学の中でも異質 スタンフォードの凄さは『人材』と『資金』のエコシステムにあり」よりつづく   

>*  *  *   

(略)

>■日本ではなぜリーダーが育たないのか   

>筒井:制度面など、日本をどう変えたらいいかという議論において、この悪しき平等主義は大きく立ちはだかる壁になります。   

>たとえば、定年制。   

>なにもしなくてもその年齢まで会社にいられて、やる気のある若い人がなかなか上に行けない。   

 

それは序列社会の宿命ですね。    

 

>あるいは定年が来たら、どんなに仕事ができる人でも即刻、会社を去らなければいけない。   

>年齢が主要な評価基準になる悪しき平等主義です。   

 

平等主義は日本人の好きな評価基準ですね。それは個性を無視しているからです。没個性でないと人間序列の制度は成り立たないのです。       

 

> 結局、個人の能力や業績を正確に評価できないシステムに問題があるのでしょう。   

 

そうですね。個性を認めない反個人主義ですね。      

 

>つまり、学校の教育制度を含め人材育成のシステムが根本的に変わっていかなければいけないと思います。   

 

そうですね。    

 

>中内先生は日本の教育制度において、一番ネックになっているのは何だと感じますか。   

>中内:筒井先生のご専門でしょうが、やはり日本の文化、社会構造的に、一般の人がもっている教育に対するイメージ、あるいは教育制度に対する期待が他の国とは違っている。   

>そしてやや時代遅れであるという感じがします。   

> 日本は同調圧力が強いと言われます。   

>日本の教育制度では、みんなで仲良く暮らせる社会を作るんだという発想がすごく強い。   

>また妬みの文化でもあるので、多くの親は自分の子どもがあまり目立たず、まわりに迷惑をかけずに学校生活を送ってくれることを願っているように見えます。   

>その辺の意識から変えていかないと、日本の教育制度は変わらないと思います。   

> 一流の国に追いつけ追い越せでやっていた頃の日本は、いわゆる平等主義に基づくチームプレイが重要だったのでしょう。   

>しかし今やグローバル・エコノミーのなかで互角に戦っている国です。   

>その状況のなかで、三流国家にまで逆戻りしつつある印象です。   

 

今や日本は衰退途上国ですね。    

 

>それを食い止め、成長していくためには、やはりクリエイティブな人材を育てなければいけない。   

>クリエイティブな人は個性が強く、同調性のないケースが多いと思います。   

>そこを一般の人もよく理解し、欠点のない子どもを育てるのではなく、子どもの長所や個性を生かす教育を重視するよう、見る目を変えていかないと、教育制度も簡単には変わらないでしょう。   

>筒井:教育社会学でそういう研究はたくさんあります。幼稚園や小学校のレベルから集団のなかでまわりの子どもと協調的に立ち回ることがとても重視される。   

>社会に出ても自分の会社や研究室で人間関係をうまく運ばせることが一番大事となっている。   

>まさに同調圧力がすごく強調される社会なので、「出る杭は打たれる」という感覚がずっと子どものころから植えつけられているというわけです。   

> 実際、教育の中身も個性を発揮する、他の人と違うことをやるといったことが大事にされていません。   

>大学入試もAO入試(総合型選抜)が増えてきてはいますが、相変わらず共通テストで画一的な知識の習得が強調されています。   

 

日本は難関出身者がちやほやされる社会ですね。    

 

> アメリカでも多くの親が自分の子どもをいい大学に入れたいのは同じです。   

>ただ、そのために親がなにをするかというところが違います。   

>日本では、塾に通わせて画一的なテストでいい点を取るスキルを高めることが中心です。   

> 一方アメリカでは、スタンフォードの入試もそうですが、SAT(大学進学適性試験)の点数を見ない大学がすごく増えています。   

>アメリカの大学入試ではなにを問われるか。   

>「今までにあなたはなにをやってきましたか」「あなたは人生でなにを成し遂げたいですか」「そのために大学の4年間はどう役に立ちますか」といった問いに対して、しっかり説明できないと大学に入れません。   

 

それはそうでしょうね。大学教育には人間の出来具合が大切ですからね。    

 

>だからアメリカでは、中学生ぐらいからそういうことを考え始めるケースが多いです。   

> アメリカの子どもは、日本のように塾に行くだけではなく、なにか事業的なことをはじめたり、バイオリンやバスケットボールなどに打ち込んで成果を出そうとしたりする。   

>親も子どもの自主性を重視してサポートします。   

 

‘求めよ、さらば与えられん’ ですね。    

 

>日本とは教育のあり方が根本的に違い、それに最も大きな影響を与えているのは受験制度だと思います。

>中内:アメリカの大学は入試にすごく時間も労力もかけます。   

>一方で、日本の大学は試験の点数で合否を決めるほうが客観的でいいと、単純に済ませている印象です。   

 

そうですね。わが国では人間序列は点数で決まりますね。     

 

>アメリカの大学は「なにが客観的なのか」というところから問い直し、いろんな面からその個人を見て判断します。   

 

私の知り合いの医学生は、受験の時、試験官が自宅にやってきて一日中彼について回っていたそうです。  

 

>大学教育の成果に大きな違いが出てくるのは、ある意味当然でしょう。

 

そうですね。彼らは人を見る目か違っています。慎重ですね。      

 

>筒井:こうした教育の影響で、リスクに対する考え方にも違いがあります。   

>減点主義の入試制度に象徴される日本ではリスクを回避する個人の生き方、社会のあり方が強くなり、昭和の頃は良かったが、今の時代に必要な教育や研究、産業の発展に相当マイナスに働いていると思います。   

>加点主義で個性やそれぞれの長所を伸ばそうとするアメリカでは、リスクをおそれず新しいことに挑戦する人が育ちやすいと思います。   

> 中内先生は、日本にいる研究者とアメリカにいる研究者の違いについて、特に起業に関して、どの程度リスクを取るのか、どの程度我慢できるのか。   

>その辺の差を実感されていると思うのですが。   

>中内:やはり非常に違います。    

>同調圧力の強い日本はリーダーシップをもっている人材が育ちにくい傾向があると思います。   

 

そうですね。   

 

>アメリカはそもそも多様性に富む国なのでそれをまとめていくことが大変だということもあるでしょうが、小学校からリーダーシップに注目した教育が行われています。   

>たとえば、人前で話をするのもその一つで、リーダーシップがあるかどうかの大きな評価のポイントになります。   

>強いリーダーシップのおかげで、個人としても全体としてもリスクをおそれず、行動できるわけです。   

> 日本はリーダーを育てるというところに、あまり労力をかけていない。   

>だから、良いリーダーがなかなか出てこなくて、問題解決に非常に時間がかかったり、責任回避のために先延ばしの繰り返しになったりする。   

>研究者、あるいは政治家を見るまでもなく、あらゆる分野でリーダーシップの不在を感じます。   

 

そうですね。日本人には意思が無い。無意思の人間はレスポンシビリティ (応答可能性=責任) の職責を果たすことができませんね。ですから、序列の長は床の間の置物に例えられることが多いですね。   

 

>だからリスク回避の行動が個人的にも社会的にも続くのだと思います。   

 

それでも日本は安全な社会にはなりませんね。    

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)    

 

> 日本のリスク回避やリーダーシップの不在は、アメリカ以外の国々と比べても顕著でしょう。  

 

わが国では国がひっくり返ってもついに責任者は現れなかったですからね。兎角この世は無責任。      

 

>たとえば、私のスタンフォードの研究室には、大学院生やポスドクが日本を含め、世界中からやって来ます。   

>日本の一流大学出身者は、言われたことはきちんとこなすし、頭もいいし、良い人が多いです。   

>しかし、非常に迫力不足。   

 

日本人には意思がない。能動がなくて受動ばかりでは迫力不足になりますね。    

 

>自分で課題を見つけて周りの人を巻き込んでバリバリやっていくタイプがほとんどいません。   

> 一方、日本以外の国々から来ている人たちは、みんな目が輝いている。   

 

彼らは指示待ち人間ではなさそうですね。   

 

>やる気十分で、一旗揚げてやろうという強烈な意気込みを感じます。   

 

意思のあるところに方法はある。Where there’s a will, there’s a way.      

 

> こうした違いには、日本の社会が非常に安定している影響があると思います。   

 

それは能動の無い社会の安定性ですね。生きた動物の世界は安定しませんが、ぬいぐるみの世界は安定していますね。      

 

>いわれたことだけやっていれば大丈夫、右のものを左に置けばオーケーというリスク回避の風潮が、若い人たちにも蔓延しているのでしょう。     

 

そうですね。序列社会での失敗は動きがとれませんからね。縦社会での悲劇ですね。     

 

>良い国であることはたしかですが、問題は今の日本の豊かで安定した生活が厳しい世界経済の競争のなかでこの先も続くのかということをどれくらい多くの人が認識しているのでしょう。   

 

我が国には何でもあるが、ただ夢と希望だけが無い。   

 

>そういう危機感がないこと自体、大きな問題だと思います。   

 

不安はあっても危機感はない。日本語文法には時制がないので、日本人は ‘過去・現在・未来’ の三世界を想定することが難しい。だから、危機を意識することも難しい。   

 

 

 

.

 

 

 

 

 

 


閲覧数95 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/05/02 00:04
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