>現代ビジネス >日本人の「勉強離れ」は根深い問題だが…「長く学び続ける習慣」をつけるために大切なこと >大賀 康史 によるストーリー • >13 時間 >岸田文雄首相の「リスキリング支援表明」から約1年が経ちましたが、日本企業でのリスキリングはまだまだ浸透していないのが現状です。 >個人の「勉強離れ」が起きているといわれていますが、その理由は何なのか? >本の要約サービス「flier(フライヤー)」の代表取締役CEO、大賀康史氏が語ります。 >日本人の「勉強離れ」は社会構造上の問題 >日本企業では、海外と比較して自己啓発の支援といった人的投資が圧倒的に少ないのが現状です。
そうですね。我が国の人的投資は成人以前に行われますね。
>厚生労働省の分析によると、OJT [on-the-job training] を除いた人材投資は、GDP比で諸外国のわずか20分の1程度となっています。 >人材育成担当者は、この状況について、「個々の学びはその人の自主性に任せている」といいます。 >ですが、パーソル総合研究所の「APAC就業実態・成長意識調査」によると、「社外学習・自己啓発を行っていない人」の割合がインドネシアは3%、中国が10%程度。これに対し日本は46%で、半分以上が学んでおらず、その割合は他国と比べてダントツに高くなっています。[APEC: Asian Pacific Economic Cooperation Conference] >これほど受け身でもやってこられたのは、終身雇用で働き口が守られていて、学びに切迫感がなかったからです。
そうですね。終身雇用は身の安全を保障しますね。
>日本人の「勉強離れ」が進んだといわれますが、ここ数年のトレンドではなく、比較的長い間起きている現象です。
そうですね。内の者になれば安心ですね。
>向上心の高い人は常に一定数いますが、個々人の意欲の問題というよりは、日本の社会構造的な問題として、「勉強しない状況」が起きていたと捉えています。
我が国においては勉強の目的は雇用される為の手段ですからね。雇用されたら勉強しない状態が続きます。
>岸田首相のリスキリング支援表明から約1年がたちましたが、企業でのリスキリングはまだまだ浸透していないのが現状です。 >人は半径5メートル以内の人の影響を大きく受けるもの。 >一社員であれば、経営層やマネジャー層がどう行動しているかに左右される。 >なので、トップを含めて学びの習慣を身につけて、明確にモードチェンジしていかないといけないと考えています。
そうですね。一生が勉強ですからね。
>もちろん、経営層は、人的資本経営やリスキリング支援と自分たちの事業との整合性が問われます。 >少子化が進み、求人倍率はバブル期と同じ水準にまで高くなる一方で、離職率は3~4%程度と横ばい。 >つまり新規採用コストは大きくなっています。 >さらには、デジタル化が進み、企業の生産性を上げるには一人一人の能力向上が欠かせない。
生産性は国連のGDPに反映されますね。
>こうした状況下では、一人一人の人材投資に経済的合理性があり、企業は「リスキリング支援をしない」という退路を断たれたといえます。 >なぜ継続的なリスキリングが必要なのか >一般的に、「リスキリング」と「リカレント教育」は違うものとされています。 >リスキリングは、キャリアの転機において、仕事のキャリアアップや職種転換に直結するスキルを磨くこと。 >一方、リカレント教育は、リベラルアーツや芸術領域も含め、人生100年時代を見据えて生涯学んでいくものと語られるケースが多いです。
それは教養のことですね。マッカーサ元帥は1951年5月5日の上院合同委員会で日本人を以下のように評していました。 ‘もしアングロ・サクソンが人間としての発達という点で、科学とか芸術とか文化において、まあ45歳であるとすれば、ドイツ人もまったく同じくらいでした。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき状態にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳で、成熟した年齢であるのに比べると、12歳の少年といったところ like a boy of twelve でしょう。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)
>私はこれら2つの概念が融合するべきだと思っています。 >変化のスピードが増す中で、50年、60年という仕事人生を過ごすには、入社時に身につけたスキルだけではやっていけません。
そうですね。実学 (技術) の内容は日進月歩ですからね。
>リスキリングは異動や転職などのキャリアの節目だけでなく、継続的に行うものだと考えています。 >少子化が進むいま、海外で市場を開拓する、新規事業をおこすというように、創造性に富んだ多様な人材がますます必要になっています。
そうですね。我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
>ところが、これまでの企業研修は、ロジカルシンキングやビジネスマナー、管理職研修など、画一的な内容でした。 >これでは人材の多様性を担保することは難しいでしょう。 >学びの選択肢を、個々人の興味関心に応じたものにし、リスキリングにも活かせるものにすべきだと考えています。
そうですね。教育にも個人主義が必要ですね。没個性の教育では多様性の担保は難しいですね。
>組織が持続的に成長していくために、企業はどんな人材投資をするとよいのか。 >ここでヒントになるのが、『人材投資のジレンマ』で明らかにされた「教育研修の充実度と生産性には直接の相関がない」というデータです。 >では、研修によって何が改善されるのか。 >それは、「マインドの変化」です。 >スキルの前にまずマインドに変化が生じ、主体的・創造的な思考プロセスが促され、それにより生産性の向上につながる、というわけです。 >この流れに沿うと、それぞれの変化には明確な相関関係があります。 >経験則としても、単発の研修で「こんなスキルが身についた」ということはあまりありません。 >研修の直接的な成果はマインドや思考の変化であるといえます。 >人生を振り返っても、社内を見渡しても、人って瞬間的に変わらないですよね。 >その人を変えるのは継続的な習慣だけ。 >相手の主体性を大切にしながら、興味関心に沿って長く学び続ける習慣をつけるよう促すことが重要になります。 (略) >「興味」を学びの出発点にすると効率的 >本の要約サービス・flier(フライヤー)を社員教育に導入している企業を見ていくと、学びの組織文化をつくれている企業は、自燃型の学びをうまく盛り上げていることが多いです。 >オンライン・オフライン問わず、学びに対する会話がしやすい空間を設けていて、要約の学びを共有したり、上司が部下に本を推薦したりする光景が可視化されやすいようにしています。 >学びの共有といっても、「朝礼で当番制で発表する」などと強制されると、自主性を損なってしまう。 >そうではなく、自らの意思で楽しそうに共有しているさまが見えると、可燃型も学ぼうと背中を押されるのでしょう。 >会社の寿命は平均10年ほどにまで短くなっているのに対し、個人の仕事人生は長期化しています。 >つまり、一社で勤め上げられる可能性は確率的に減っていく。 >そんな環境でも活躍するためには、明日勤め先がなくなっても、他社から「うちにおいで」と声がかかる状態をめざすこと。 >これが究極の「仕事の安定」であり、そのために連続的なリスキリングが求められます。 >私は「興味のあることから学びを始める」のが一番効率がよいと考えています。
そうでしょうね。
>理由は2つあって、1つは関心のある内容だとドーパミンが出て記憶力と思考力が向上し、知識の吸収量が断然違ってくるからです。 >2つめは、あるテーマを学ぶとその関連領域にも自然と関心が広がっていくからです。 >例えば経理処理をマスターしたら、次はその知識を応用して予算管理をしてみよう、資金調達に関わろう、という流れです。 >他の例では、コミュニケーションについて学んだ人が今度はマネジメントに興味を広げ、「マネジメントには人間理解が欠かせないから、リベラルアーツやリーダーシップも学んでみよう」ということもあるでしょう。 >また、興味のある領域はその人の才能が発揮しやすいところであることも多いものです。
そうですね。
>このように、自分の興味を出発点にすれば、興味の幅が広がり、最高の効率で学ぶことができます。 >人は半年あれば変われます。 >気軽に興味のあるところから始めて、継続的な習慣を積み重ねることをおすすめします。 >flier(フライヤー)の要約も、興味のあるものから読んでいただき、学びのきっかけにしていただけたらと思います。
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