7月25日(木)、桜木小学校において「図工美術講座」が行われました。これは、前日上内田小学校で開催された講座と同じですが小学校の先生方だけを対象に、「人物画と低学年のスケッチ指導」のテーマで進められました。この講座も「浜松市秋野不矩美術館」の館長さんが講師を務めてくださいました。まず「大人も子供も自分の感じで対象を認識する」とのお話がありました。視覚(色)タイプ、視覚(形・線)タイプ、触覚(手)タイプ、聴覚(リズム)タイプ等7つのタイプを紹介してくださいました。色にこだわるタイプの人は、絵を描くときにメガネ等を濃くしたり唇に色をつけたりするとともに、対象の柔らかさや硬さにも興味を示すことが多いようです。また、描いている本人の心・気持ちが聞こえる表現をさせたいとのお話もありました。運動場で活動している人が小さく描かれている絵は「本人が運動場の広さを感じた」からであり、おすしにお醤油をかけている絵は「大好きなサーモンのおすしにお醤油をかけ過ぎて母親から叱れた苦い経験を描いていた」との解説がありました。子どもたちの思いを自由に表現させたいですね。「上手」という言葉を使わない授業を目指したいとのことでした。 後半は、人物画を描くことでした。福笑いのように眉毛、目、鼻、口を並べてから描く自画像に取り組みました。参加した先生たちの思いが伝わってきました。 |