2025年03月16日(日) 

 

>現代ビジネス   >「日本の低学歴化」が止まらない…その「ヤバすぎる実態」   >小熊英二 (社会学者) の意見・   >6時間・   

>なぜ日本は停滞からなかなか抜け出せないのか?    

>その背景には、日本社会を支配する「暗黙のルール」があったーー。   

>社会学者・小熊英二さんが、硬直化した日本社会の原因を鋭く分析します。   

>※本記事は小熊英二『日本社会のしくみ』(講談社現代新書、2019年)から抜粋・編集したものです。   

>伸びない大学院進学   

>団塊世代の青年期には高校進学率が伸び、団塊ジュニア世代の青年期には大学進学率が伸びた。   

>それでは、その後は大学院進学率が伸びたろうか。   

>大学院修士卒の就職者も増えてはいる。   

>しかし国際的にみると、日本は大学院とくに博士課程の進学が伸びず、博士号取得者数も伸びなやんでいる。   

 

我が国には人手不足の話はあっても、頭脳不足の話はありませんね。巷には天下の秀才がひしめき合っている。      

 

>国際比較でいえば、「日本の低学歴化」が起きているともいえる。   

>じつは日本は、高校・大学の進学率が伸びたところまでは、西欧諸国とくらべても早かった。   

>しかしそれ以上の高学歴化、つまり大学院レベルの高学歴化はおきていない。   

>そのため日本は、1980年代までは相対的に高学歴な国だったが、現在では相対的に低学歴な国になりつつある。   

 

子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。

英米流の高等教育は子供に哲学を獲得させるための教育である。

英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。

子供が思春期になって、言語能力が飛躍的に増大するのを待って高等教育が行われる。

 

英語の文法には時制 (tense) というものがあって独立した非現実の三世界を表現することができる。

未来時制の文を使えば自己の意思を表すこともできるようになる。    

意思を表すと加害者意識も経験することになる。

それが高じて罪の意識も理解できるようになる。罪の告白も可能になる。   

深い反省にも陥ることもあるので原因の究明が行われる。     

事故の原因究明がうやむやにはならない。

 

魂の救済を必要とする人も出て来る。   

贖罪のための宗教 (キリスト教) も重要になる。   

こうしたことで浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。   

だからどこの国でも高等教育に力を入れることになる。   

 

哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。

日本語は現実の内容だけを話す言語である。写生画の言語であるとも言われている。   

日本式の判断だと見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。   

だから現実の言葉 (日本語) を話す人が非現実を語る学習をすると常に失敗する。   

嘘ばかりついていては学習に力が入らない。だからわが国は英米流の高等教育の導入に失敗した。何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する親はいない。  

 

今の地球はアングロ・サクソンの支配体制にある。哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっていた。これらは高等教育の賜物である。インド人は印欧語族であるからアングロ・サクソンと相性が良い。   

 

当の日本人の若者はいまなお序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。   

難関出身者が序列社会で優位に立つことばかりを気にしている。

世界に対する注意力不足で井の中の蛙になっていて、国際取引で印欧語族を取引相手にして苦戦を強いられることになる。  

 

>その最大の理由は、日本では「どの大学の入試に通過したか」は重視されても、「大学で何を学んだか」が評価されにくいことである。   

>専門の学位が評価されるのではなく、入試に通過したという「能力」が評価されるのだ。    

 

そうですね。日本人の社会は序列社会ですから、その教育は序列争いんの言い換えになっていますね。      

 

>海老原嗣生によれば、企業は新卒採用者の選抜にあたり、卒業大学のランクを重視している。   

>企業がそれによって評価しているのは、「地頭のよさ」「要領のよさ」「地道に継続して学習する力」といった「ポテンシャル(潜在能力)」だという。   

>この3つの能力があれば、どの部署に配置してもまじめに努力し、早く仕事を覚え、適応することが期待できるからだ。

>仕事で求められているよりも学歴が高い?   

>日本企業が求めているのはこうした潜在能力であって、大学などで学んだ専門知識ではない。   

>経団連(日本経済団体連合会)は、1997年から毎年、加盟企業に「新卒一括採用についてのアンケート」を行ない、「選考にあたって特に重視した点」を複数選択で5つ挙げさせている。   

>2018年調査の上位5位は、「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」「誠実性」だった。   

>複数選択にもかかわらず、「語学力」を挙げた企業は6.2%(17位)、「履修履歴・学業成績」は4.4%(18位)、「留学経験」は0.5%(19位)にすぎない。   

>こうした傾向は、調査開始から大きく変わっていない。   

>そのため日本は、国際的にみれば「低学歴化」しているにもかかわらず、仕事で求められているよりも学歴が高いと感じている人が多い。   

>求められているのが大学入試突破までの実績であって、大学で何を学んだかではないからだろう。   

 

そうですね。難関出身者が誰であるかということが知りたいのですね。      

 

>2013年の新聞には、「日本人、学歴高すぎ? 仕事上の必要以上に『ある』3割」という記事が載った。   

>OECD(経済開発協力機構)が発表した国際成人力調査(PIAAC)で、調査対象の23の参加国・地域のうち、仕事に必要な学歴よりも自分の学歴のほうが高いという回答が最多だったのだ。   

>日本はその回答が31.1%で、OECD平均の21.4%を大きく上回って1位だった。   

>なおドイツは23.2%、韓国は21.2%、アメリカは19.7%だった。   

>この調査結果は、回答者が自分の主観で答えたものである。   

>これでは、大学院の進学率は高まらない。   

 

大学院は高度の職業人を養成するところですからね。無哲学・能天気の日本人社会に大学院は必要ないですね。あって無用の長物ですね。      

 

>また大学生が学業に励んだり、語学を習得したり、留学に行くといった行動も期待できないだろう。

>それでは、なぜ日本では、専門的な学位が評価されないのか。   

 

日本人には現実 (事実) があって、非現実 (考え・哲学) がない。非現実がなければ学位も無用ですね。      

 

>それは、日本の雇用慣行と深くかかわっている。   

 

日本の雇用形態はメンバーシップ型であって、ジョブ型でないということですか。   

 

(略)

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数36 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2025/03/16 14:00
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