つづき
近江高校。滋賀、3年ぶり4回目。
去年の夏9回に守備が乱れて逆転サヨナラ負け、1つのアウトの重みを痛感しました。守りを鍛え直し甲子園に帰ってきました。琵琶湖をイメージしたこのブルー非常に鮮やかです。
敦賀気比高校。福井、2年ぶり6回目。
篠原キャプテンはこのあと選手宣誓を務めます。去年の夏は5試合で58得点を挙げ、ベスト4。今年のチームもその背中を追いかけます。
松商学園高校。長野、24年ぶり16回目。
春は平成3年、準優勝したとき以来の出場です、今年のチームのテーマは全力疾走。ひたむきさを全国の松商フアンに届けます。
岐阜県立岐阜商業高校。岐阜、2年ぶり8回目。
東海に行進が移りました。
エースでキャプテンの高橋純平は150キロを超える速球で注目される好投手。古豪が4回目の春の頂点を狙います。
豊橋工業高校。愛知、初出場。
練習で使うネットや得点版は代々の3年生が手作り、マウンドの傾斜も甲子園を再現しています。先輩たちの思いを受け継ぐ初出場です。
1, | 2,1,2という声が本当によく聞こえていますね。 |
静岡県立静岡高校。静岡、16年ぶり15回目。
東海大会では中軸が3者連続ホームラン、チーム打率も出場32校中トップ。自慢のフルスイングで快音を響かせます。
東海大学菅生高校。東京、9年ぶり13回目。
18年ぶりに秋の東京大会を制しました。大会注目の強打者でエースの勝俣を中心に今日の第2試合で大阪桐蔭と対戦します。
二松学舎大学付属高校。東京、11年ぶり5回目。
去年の夏、1年生ながら初戦突破に貢献したバッテリーは健在です。センバツに向け二人で投球を見直し上位進出を狙います。
木更津総合高校。千葉、44年ぶり2回目。
練習場には野球部のため作られた長さ50mの砂場があります。冬場はここで走り込み足腰を鍛え精神力を養ってきました。
行進はあと7校です。
浦和学院高校。埼玉、2年ぶり10回目。
おととしの優勝校です、選手たちの合言葉は優勝旗をもう一度埼玉へ。初戦の相手は龍谷大平安です。
高崎健康福祉大学高崎高校。群馬、3年ぶり2回目。
機動力のチームです。去年の夏は4試合で26盗塁、甲子園が沸きました。リードやスライディングなどさらに磨きをかけてきました。このセンバツでも走り回る姿が楽しみですね。 そうですね
常総学院。茨城、2年ぶり8回目。
全員が1日1500スイングを目標に振り込んできました。センバツで最後に勝ったのは優勝した14年前、まず1勝を目指します。 ここも良く腕が上がっています。
大曲工業高校。秋田、初出場。
初出場の知らせに街は花火を打ちあげ祝いました。秋田県勢としても4年ぶりのセンバツ、地元の期待は高まります。 ぴったりと息があった行進ですね。
行進は東北から北海道へと続いて行きます。
仙台育英学園高校。宮城、2年ぶり11回目。
明治神宮大会のチャンピオンです。エース佐藤を中心に狙うは悲願の東北勢初優勝です。
八戸学院光星高校。青森、2年連続8回目。
開幕試合が待っています。この冬室内練習場が完成、徹底した打ち込みができ攻撃野球に磨きをかけました。
最後のチームの登場です。
東海大学付属第四高校。北海道、14年ぶり6回目。
ベンチ入り18人のうち13人が左バッター。切れ目のない打線は自慢です。チーム初の1大会2勝以上を目指します。笑顔で行進している選手もいますね。ああそうですね、思いが伝わってきます。
これで全チームが甲子園に入ってきました。
憧れの土、そして芝を踏みしめます。
第1回、夏の全国大会からちょうど100年の高校野球そのシーズンの幕開けです。
出場32校のうち一般選考は29校。21世紀枠で選ばれたのは愛知豊橋工業、和歌山桐蔭、愛媛松山東の3校です。
そしてこの内の2校が高校野球の歴史に名を残す古豪です。
松山東は野球殿堂に入っている正岡子規が創部に関わったといわれるチームです。
松山商業と統合されていた昭和25年には夏の優勝経験もあります。
そして和歌山桐蔭は旧制和歌山中学時代に100年前の夏の第1回大会に出場、その9年後に始まったセンバツの第1回大会にも出場しました。
大正時代は夏連覇。昭和2年にはセンバツも制しました。
一方で新たに甲子園の歴史に加わるチームもあります。
初出場の6校です。この内4校が黄色く表示されていますが春夏通じて初めて甲子園の土を踏みました。喜びもひとしおでしょうね。
敦賀気比高校です。このあとキャプテン、篠原涼選手昨年夏1番打者として全試合に出場、ホームランを打つなど活躍し、選手宣誓が待っています。
どんな宣誓を聞かせてくれるかこちらも楽しみです。
最後の東海大四高校がセンターの定位置につくところです。
選手の入場は終わりました。
ここで司会を交代します。(拍手)
国旗、大会記を掲揚します。
選手、回れ右!
選手、役員の皆さんは脱帽して掲揚台にご注目ください。
スタンドの皆さんもご起立、脱帽にご協力ください。
毎日新聞社主催、第68回全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門高校の部1位、帝京大学高校3年、足立歌音さんが国家を独唱し国旗を掲揚します。 ♪(君が代)
続いて、大会歌を演奏し大会旗を掲揚します。
式典演奏は兵庫県西宮市高等学校吹奏楽連盟の皆さんです。
♪(大会歌)
前年度優勝の龍谷大付属平安高校の栄誉をたたえ校歌を演奏し、校旗を掲揚します。
♪(校歌)
選手、回れ右!
選手、役員の皆さんは着帽してください。
スタンドの皆さんありがとうございました。
選手がマウンドの方向に前進します。
出場32校の一斉前進です。
全国の球児が憧れる甲子園、そのグランドを踏みしめる選手たちです。
ここを舞台にどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。
これからの高校野球の歴史を作る選手たちです。
そして未来への可能性を感じさせてくれる選手たちです。
大きな期待の中1歩1歩、前に進んできます。
前年優勝の龍谷大付属平安高校、江口時矢主将から優勝旗が元氏玲仁副主将から優勝杯が大会会長の朝比奈豊毎日新聞社社長に返還されレプリカが贈られます。
出場38回目で初めてつかんだ春の頂点。
積極的な打撃と走塁などは多くの高校野球フアンの印象に残りました。
江口キャプテンは去年はスタンドで優勝を見つめていました。
優勝旗は限られた人しか持てない、先輩に感謝の気持ちを持って返したいと話をしていました。
堂々と胸を張っています。
優勝杯を返還するのは副キャプテンの元氏投手です。
チームには元氏、そしてエースの高橋奎二と去年の決勝のマウンドに上がった2人が残っています。
今年はどんな野球を見せてくれるのかこちらも楽しみです。
続いて、前年準優勝の履正社高校の西村卓浩主将から準優勝旗が返還されレプリカが贈られます。
西村キャプテンはは去年の決勝は5番を打ちました。溝田、永谷という、2年生投手の継投で勝ち上がり初めて甲子園の決勝に進みました。こちらも準優勝の中心になった選手たちがまだ残っています。
西村キャプテンは1点を大事にする野球をしたい、夏は今までと違う履正社を見せたいと話していました。
その思いを新たにする開会式でしょうね。
大会会長の朝比奈豊毎日新聞社社長がごあいさつ申し上げます。
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もう少し続きます