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2011年04月12日(火) 
今回の地震で6日間給水活動に行ってきました。
そこで感じたことを思いつくままにUPしてみようと思います。

今回はその1、ということで。

『災害は不公平に襲ってくる』
被災地に出向いて、真っ先に感じたことでした。

一番ひどい状況だったのが海岸線から2キロくらいまでの集落。波に襲われた跡は言葉には言い表せられない悲惨さでした。

ところが、同じ町の中でも、少し内陸部に入ると、ライフラインこそ遮断されていたり、ブロック塀が崩れたりしているものの、そういったことをのぞけば普段とそう変わらない状態であったりします。

ただし、被害の少ないように見えた高台の団地の中でも地滑りで地面に大きなクラックが入っていたり、中にはそのクラックが住宅の真下を通って建物の基礎に大きなひび割れができていたりするお宅もありました。

地震による被害はすべての人に同じように発生するのではなくて、その場所毎によって、立地の条件などによって大きくかわる、その理不尽な現実をまず実感しました。

大きな地震がおきた時に、どのような被害が発生するのか、どのような事態が起きるのか私たち一般人が想定するのは簡単なことではありません。が、自分たちのいるその場所に特定の事象(海岸沿いであれば津波、埋立地であれば液状化など)はおこり得ることとして想像して、対処の方法を考えなくてはいけない、人任せにするのではなく、自分の身にふりかかるであろう災厄を自分自身が想定して備えなければ、不公平に襲ってくる災害に対して、実際の対処はできない、その思いを痛切に感じました。

閲覧数480 カテゴリ日記 コメント3 投稿日時2011/04/12 00:04
公開範囲外部公開
コメント(3)
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  • 2011/04/12 08:28
    1652さん
    給水活動、お疲れさまでした。
    次項有
  • 2011/04/12 09:20
    O川さん
    芹沢俊介が阪神淡路大震災のとき、こんなことを発言しています。
    「知人が『動機は何であってもいい、とにかく震災の現場を見に来てくれ』といったのが印象に残る。他人に自分の体験を共有するよう強制することはできない。それを強制でなく行うには、心のなかに彼自身の動機を生みつけなければいけない」
    だから現場に行くことが大切なのだと。

    駿河守さんは自分の中に自分自身の動機をつかんだのだと思います。備忘録の続き、楽しみにしています。
    次項有
  • 2011/04/12 19:53
    さん
    駿河守が行ってきたのですね。
    お疲れ様でした。

    現場の実際の雰囲気が知りたい。
    それを元に、東海地震が起きたときにどうしたら良いのかをもう一度考えたい。

    ほんと人ごとでなく、明日は我が身だと思っています。
    次項有
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