今回の地震で6日間給水活動に行ってきました。 そこで感じたことを思いつくままにUPしてみようと思います。 今回はその1、ということで。 『災害は不公平に襲ってくる』 被災地に出向いて、真っ先に感じたことでした。 一番ひどい状況だったのが海岸線から2キロくらいまでの集落。波に襲われた跡は言葉には言い表せられない悲惨さでした。 ところが、同じ町の中でも、少し内陸部に入ると、ライフラインこそ遮断されていたり、ブロック塀が崩れたりしているものの、そういったことをのぞけば普段とそう変わらない状態であったりします。 ただし、被害の少ないように見えた高台の団地の中でも地滑りで地面に大きなクラックが入っていたり、中にはそのクラックが住宅の真下を通って建物の基礎に大きなひび割れができていたりするお宅もありました。 地震による被害はすべての人に同じように発生するのではなくて、その場所毎によって、立地の条件などによって大きくかわる、その理不尽な現実をまず実感しました。 大きな地震がおきた時に、どのような被害が発生するのか、どのような事態が起きるのか私たち一般人が想定するのは簡単なことではありません。が、自分たちのいるその場所に特定の事象(海岸沿いであれば津波、埋立地であれば液状化など)はおこり得ることとして想像して、対処の方法を考えなくてはいけない、人任せにするのではなく、自分の身にふりかかるであろう災厄を自分自身が想定して備えなければ、不公平に襲ってくる災害に対して、実際の対処はできない、その思いを痛切に感じました。 |