2023年09月30日(土) 

 

>ビジネスの成果から幸福度まで、想像力があるかないかで、ますます格差が開く時代です。   

>ところが日本には、想像力を伸ばしにくくする7つの要因があります。   

>この前編では、「なにかあったらどうするんだ症候群」「自分の中の手強い前例主義」「完璧主義すぎる」の3点を解説──。    

>その前に、「第四次産業革命」と呼ぶべき変化の渦中で、巨大IT企業が競ってAIを進化させており、それが人間の仕事にどう影響するか見ていきましょう。   

>『池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力』では、原因を直視し、これからどう変えていけばいいか解説します。   

>生成AIはどこまで人間の仕事を奪うか   

>私たちは今、AIやloT、ビッグデータによって引き起こされた、「第四次産業革命」と呼ぶべき変化の渦中にいます。   

>AIがなかったころにはもう戻れません。   

>これから人間が、AIをどう使いこなしていくのかは、人間の想像力次第です。   

>2023年に入り、「生成AI」「対話型AI」などと呼ばれるAIの完成度が高まっていることが話題になっています。   

>アメリカの企業オープンAIが、22年11月に発表したChat(チャット)GPTが最初に一般に知られましたが、そのオープンAIに出資したマイクロソフトに加えて、グーグル(現・アルファベット)、メタ(旧・フェイスブック)、中国IT大手の百度(バイドゥ)なども、われ先にと開発を競い合っています。   

>チャットGPTの生成AIとしての機能では、利用者の指示に応じて多彩な文章を書くことができます。   

>アメリカでは、すでに多くの学生がチャットGPTを使ってレポートを作っているという調査もあります。   

>試みにMBA試験(ビジネススクールの入学試験)問題を解かせたところ、チャットGPTは高得点をもらえる解答を生成したそうです。   

>チャットGPTを宿題や試験に活用するのか、あるいは禁止するのか、私たちは難しい対応を迫られることになります。   

>日本で使用できるようになり私もさっそく、チャットGPTを試してみました。   

>「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を説明しなさい」と質問したところ、見事なレポートが出来上がってきたのです。   

>ビジネスシーンでも、資料や提案書などを作成する時間を大幅に短縮することができるため、チャットGPTを業務に活用する企業が出てきています。   

>またデータ分析やプログラミングコードの生成にも、チャットGPTは便利に使えるそうです。   

>オープンAIとペンシルベニア大学による論文では、生成AIの普及により、アメリカの労働者の約8割は業務の少なくとも10パーセントに影響があり、さらに約2割は業務の少なくとも50パーセントに影響を受ける可能性があるとみられています。   

>特に、参入障壁や賃金が高いホワイトカラー、たとえば調査研究者や記者、数学者といった職業には、より大きな影響が出るそうです。   

>さらにチャットGPTは、ラブレターや詩、小説など、ニュアンスまで汲み取った文章も書けるといいます。   

>イラストなどの画像に関しても、自動生成できるAIがいくつも登場しています。   

>これまでは、「想像力の必要なクリエイティブな仕事は、AIには代替されない」と考えられてきましたが、そうも言っていられなくなるかもしれません。   

>その上日本には、想像力を伸ばしにくくする要因があります。   

>原因1 なにかあったらどうするんだ症候群   

>まず挙げられるのが、とにかくリスクを排除しよう、排除しようという日本社会の姿勢です。   

>なにかに挑戦すると、リスクになるかもしれませんから、そうすると「なにもやらないのがいちばん」となってしまいます。   

 

そうですね。挑戦はリスクを呼び込みますね。‘触らぬ神に祟りなし’ ですね。   

(略)     

何かあったら日本人は対処不能に陥りますね。

日本人には意思が無い。意思の無い人間には責任がない。責任の所在が見当たらない。責任を以て事態に対処する個人が見当たらない。だから筋道の通った対処法が得られない。それで全員が途方に暮れる。これは日本人社会の構造的な問題ですね。   

肥田喜左衛門の著した <下田の歴史と史跡> には、責任に関する下のような事柄が記されています。

徳川5代将軍の治世、佐土原藩の御手船・日向丸は、江戸城西本丸の普請用として献上の栂 (つが) 材を積んで江戸に向かった。遠州灘で台風のため遭難、家臣の宰領達は自ら責を負って船と船員達を助けようと決意し、やむをえず御用材を海に投げ捨て、危うく船は転覆を免れ、下田港に漂着した。島津家の宰領河越太兵衛、河越久兵衛、成田小左衛は荷打ちの責を負い切腹する。これを知って船頭の権三郎も追腹を切り、ついで乗員の一同も、生きて帰るわけにはいかないと全員腹をかき切って果てた。この中には僅か15歳の見習い乗子も加わっている。鮮血に染まった真紅の遺体がつぎつぎに陸揚げされたときは、町の人々も顔色を失ったという。16人の遺体は、下田奉行所によって大安寺裏山で火葬され、同寺に手厚く葬られた。遺族の人たちにはこの切腹に免じて咎めはなかったが、切腹した乗組員の死後の帰葬は許されなかった。(引用終り)  

 

(略)     

>原因2 自分の中の手強い前例主義   

>イギリスの経済学者であるケインズは、「この世でいちばん難しいことは、新しい考えを受け入れることではない。   

>古い考えを忘れることだ」という名言を残しています。   

>「うちの会社では、以前からこうしている」「以前の上司には、こうしろと言われた」などと言って、古い考えに固執したり変化を拒否したりしていると、当然、想像力は枯渇してしまうでしょう。   

>「転職前の会社では」あるいは「アメリカでは」などと、他社や海外の事例を引き合いに出して難癖をつけたがる人を、「出羽守(でわのかみ)」と揶揄(やゆ)します。   

>「では」ばかり言うためです。   

>こうした人は、自ら想像力を狭めているのです。   

 

そうですね。   

 

>意見をもらったときに、「そうは言っても、うちの会社では……」などと思わず、「へえ、こういうやり方もあるんだ」と、素直に受け止める姿勢が大切です。   

>自分はもうこれ以上学ぶことなんかない、などという考えは、まさに傲慢です。   

 

そうですね。   

'私は、私が何も知らないということを知っている'。 (ソクラテス)     [無知の知] 'I know that I know nothing'.  (自らの無知を自覚することが真の認識に至る道である。) 

 

>学ぶことがないというのは、もう自分は学べないと白状しているような恥ずかしいことです。   

>常に謙虚であるべきです。   

 

そうですね。   

 

>原因3 完璧主義すぎる   

>「世界幸福度報告」という調査(150以上の国や地域を対象)があります。   

>コロナ禍を経て、世界各国の幸福度が上がってきている一方で、日本は常に50位前後の幸福度となっています。   

>ランキング上位にいかない理由として、日本は上位10ヵ国と比べて「人生の選択の自由度」と「寛容さ」が低いということがわかっています。   

>この結果を見るにつけ、日本人が完璧を求めすぎるところが、幸福度を下げているのではないかと思います。   

>店でのサービスから子どものしつけなどまで、ちょっとした失敗で、完璧を求める人たちから怒られてしまいます。   

(略)   

>ドイツ車は壊れにくい点、さすが、日本と似た真面目な国民性といったところでしょうか。   

 

日独の繁栄の基礎は生真面目さにありますね。安心して買える商品の製造ですね。       

 

(略)     

 

>だから結局、値段が高すぎて海外で売れなくなっていったわけです。   

>海外のホテルに行くと、だいたいテレビは韓国のLG社製です。   

>家電マニアに言わせれば「日本のテレビと画質が全然違う」「日本の4Kテレビは素晴らしい」などということになるのですが、普通の人からすれば遜色なく、LGで十分なのです。   

>何より安いわけですから。   

 

‘安かろう、悪かろう’ が通じない場合ですね。費用対効果 (cost performance) の勉強も必要ですね。       

 

 

 

.

 

 

 

 


閲覧数189 カテゴリアルバム コメント1 投稿日時2023/09/30 10:51
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コメント(1)
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  • 2024/08/05 18:21
    This text highlights the challenges in Japan regarding imagination and risk aversion, emphasizing the impact of AI on jobs and the importance of adapting to change.
    次項有
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