静岡県立中央図書館から連絡があり、「いいじゃん通信」の寄贈を依頼された。 話を聞くと、「閲覧用」ではなく「保存用」だという。 「保存してその先は?」と、ふと思った。 何年か先、何十年か先に何かを調べものをしていて「いいじゃん通信」に行きあたり、読んでくれる人がいるのだとしたら…。 不思議なような、その人はどんな人だろう、なぜ「いいじゃん通信」に? そして何を思うのかな。 図書館の保存書庫には、想いのいっぱいつまった資料も、あんまりつまっていない資料も含め、どれだけ膨大な資料が「保存」されているのだろう。 ふと、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』、そして恩田陸の『光の帝国』を思った。 |