第10回の全国フォーラムに参加してきました。
まずは、フォーラムの中で印象に残った言葉から。
・ICTの世界では、グーグルからフェイスブックへのシフトが進みつつあり、それはコンテンツ中心の世界が「人」中心の世界へ移行するとも捉えることができる。
・ソーシャルメディアは時間的なズレ、場所的に離れていることを補完できる。
・どのソーシャルメディアがいいとか、もうそういう話ではない。もうソーシャルメディアは当たり前。どれであれ、地域づくりにもビジネスにも人間関係においても必要な道具となっている。
・地域や個人の幸福に地域SNSがどう貢献できるのかを問うとき、数字ではなく実感が大切。
(でも実感は数値化しにくい。だから「e-じゃん掛川」にも予算がつかなかったと私は思っています)
・地域SNSの役割として「知る」「動く」「つながる」ことのできるツールであることがあげられる。
(掛川はまさしくこの三つが実現できたと私は思っています。分科会でもそういう評価でした)
・facebookは「知る」ことはできても、広すぎて「動く」が弱い。
・あと2~3年してくるとfacebookが飽和状態になり、人々はfacebookの外の世界に出たくなるだろう。そのとき、facebookに限界を感じた人たちが「地域」というキーワードで見つめ直し、地域SNSを見直すときが来る。
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私の出番は「地域SNS の栄枯盛衰に学ぶ、繁栄を目指すキーワードとは」という分科会でした。総務相系の地域SNSとして、千代田区の「ちよっぴい」が閉鎖されることになり、ここはまさしく総務省系の第一世代で、栄枯盛衰を地で行ったようなところです。その対比として、まずまずうまくいっている総務相系の地域SNSの代表として、掛川の事例発表をしてきました。
2年半の事業の概要と成果、そこから見えてきたまちづくりの可能性について発表したのですが、皆さん驚かれるのは、「看護部トピックス」や「図書館コミュニティ」など、ある意味「公」のコミュニティ、市の職員が関わっているコミュニティの充実度でした。
山武市と安城市の事例発表もあったのですが、地域SNSとしてまずまずうまくいっているとはいえ、行政からはある意味見放されたようなところがあるというのです。
掛川の場合は、小学校、学童保育、地域学習センター、まちなか情報など、みんなで情報を出し合って地域の活動を知ってもらおうよ、という「推譲」の精神に満ちたコミュニティがたくさんあることが特徴なのだと、私も改めて実感しました。
やっぱりそれは、掛川市が「生涯学習のまち」であり「報徳のまち」としての土台があるからなんだなあと改めて感じた次第。
改めて、facebookじゃなく「e-じゃん掛川」だからできることがあると、確信できたフォーラムでもありました。
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さてさて、今回パネラーということで「プロフィール」が必要ということで自分のプロフィールを送ったのですが、冊子になって一覧で見てみると、なんと私のだけ、みんなとちょっと違うのです。
例えば著作欄。「地域情報化における、なんとかかんとか」とか「未来を創る情報通信施策、なんとか」とか「地域再生とICTの、なんとか」とか、そういうすごそーなタイトルが居並ぶ中、
「ぼくの推理白書」
「ふしぎなコピー機のなぞ」
「高木君のカレー研究」
私のだけ、こんな感じなのです。
私の場合、児童文学からスタートしているので、タイトルがどうしてもこうなるのです。
とりあえず「ぼくの推理白書」だけプロフィールに入れたのですが、やっぱり浮いてました~~。(*´∀`*)
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さてさて、せっかく姫路に来たのだからと、姫路城にも行ってきました。
現在、平成の大修理状態で、美しい姫路城の全体像見ることはできなかったのですが、修理の様子をエレベーター越しに見ることができました。普通に歩いて見て回って1時間もかかりました。ぜーぜー。
とにかく広い。
城もでかい。
掛川城が、そして掛川というまちが、ほどほどで良かったなあとも思いました。
(撮ったのはこの写真だけ)(#^.^#)
外に出ると、自分のまちのことが改めてわかる、というのを久しぶりに実感した旅でもありました。おしまい。