どこかの本のようですが、
文章を書いていて、
『言葉』をあれこれ、考え・・転がすのは、
楽しい作業です。
「おっとと、その言葉を使うなら、前後も変えねば・・」
なんて!
ちょっと言葉が違うと、後ろの景色まで
違いますから、日本語が美しいわけですよね。
大丈夫!「e-じゃん掛川」は
ほんわか湯気が出ていますから。
今、議員さんたちが読む雑誌「地方議会人」の執筆をしている。「情報化社会に立ち向かう」という特集の中で、事例として「掛川市地域SNSの取り組み」を紹介してほしいという依頼があった。 文字数は5,000文字。原稿用紙にして12枚程度だが、これが案外少ない。「はじめに」だけで1,200文字になってしまった。 文章は削る作業が大事だ。インターネット上の記事には文字制限がないので、どうしても文章が甘くなる。久しぶりの文字制限のある文章。多く書いて削れば引き締まった文章になる。 とはいえ、論文や報告書的な「取材活動による地域資源の掘り起こしと再発見、情報の共有は愛郷心の醸成につながった」といった表現ではなく、もっと実感ベースの表現で書きたいと思った。 「取材活動を通じて、美しい茶畑にも、掃き清められた古い庭にも、関わる人の愛情や思いがたくさん詰まっていることを知りました。知ることで、その思いは全くの『ひとごと』ではなくなり、応援したり、その活動を伝えたり関わったりしたくなるのでした」 思いを伝えることは難しいし、伝わる文章を書くのはさらに難しい。 それでも、私が出会ったいくつかの生き様を、やっぱり私は「書きたい」し、「伝えたい」と思うのだ。その土台となる気持ちこそ、情報化社会に立ち向かう、小さな地方都市の小さな地域SNSの生きる道だと思うから。 そしてそれは、なぜ「Facebook」ではなく「e-じゃん掛川」に書くのかの私なりの答えであり、意地でもある。 |