THE PAGE 12月26日(木)14時0分配信 日本で最初に”初日の出”を迎えるのはどこ? 国立天文台は、2014年「初日の出」の全国各地の時刻情報を公開している。それによると、東京タワー(高さ333m)の大展望台2階(150m)での初日の出時刻は6時48分、これに対し、東京スカイツリー(634m)の展望台(450m)は6時46分。東京タワーは先月21日に「特別展望台」(250m)の営業を再開したが、それでもやはり、東京スカイツリーよりも1分程度は遅くなる。 日本で最初に”初日の出”を迎えるのはどこ? でも、たかが1、2分! 日本ではもっと早い所がある。例えば、富士山頂(標高3776m)では6時42分。茨城県の筑波山(876m)では6時45分だ。 それよりはるかに日本の領土で早いのは、本州から1800km離れた最東端の島、南鳥島の5時27分だ。そこは無人島だが、人が居住している所で一番早いのは小笠原諸島の母島・父島の6時20分。これらの島はいずれも東京都に所属しているので、全国で一番先に初日の出が見られる都道府県は「東京都」ということ。 島々を除く北海道・本州・四国・九州の平地で一番早いのは千葉県・犬吠崎の6時46分。東京スカイツリー(展望台)と同じ時刻だ。主な都市では千葉市と水戸市が6時49分、横浜市と北海道根室市が6時50分、さいたま市と東京23区が6時51分。今の時期は、地球の太陽に対する地軸の傾き加減から、日本列島では、どうしても関東地方が最も日の出が早いのだ。ちなみに、最も初日の出が遅いのは日本の最西端の島、沖縄県の与那国島で7時27分だ。 「初日の出はどこが早いか」と言っても、日本人で最初に“初日の出”を見るのは、おそらく若田光一さんだ。何しろ国際宇宙ステーションは地上約400km、約90分ごとに夜明けがやって来る。 |