2016年04月04日(月) 

 

>戦前もヨコのガバナンスの欠如は問題でしたが、その最たるものが「陸軍と海軍の張り合い」でした。戦時中の大本営も政府一丸からは程遠く、陸軍参謀本部と海軍軍司令が対等に両立した二本立ての組織でした。>そのため、作戦の優先順位によって資源配分が決まるのではなく、陸海双方が譲らないため、痛み分けで決着するしかなかったのです。日本の軍事作戦は陸海の両論併記的な折衷案となってしまっていたのです。>つまり、日本には戦略がなかったのです。これでは負けるのは当然のことです。

 

日本人は、横のガバナンス (統治・管理・支配) が取れない。それは、我が国が縦社会だからである。

人間が序列を作って、序列社会を形成している。個人同士が ‘上とみるか・下とみるか’ の判定を行うと、序列ができる。相撲取りの番付表のようなものか。上下関係が定まれば言葉遣いも定まり、お互いに口が効きやすくなる。それは、日本語に階称 (言葉遣い) があるからである。自己の序列内の人は ‘うちの人・身内の人’、序列外の人は ‘よその人・外人’ である。‘よその人・外人’  にはガバナンスが利かない。それは、日本人にリーズン (理性・理由・適当) がないためである。人々は横にも縦にも個人のリーズナブルの答えなどを求めていない。

 

日本人は、上意下達を本分としている。上意は上位の者の恣意 (私意・我がまま・身勝手) である。意思は未来時制の文章内容である。だから意味もあり、矛盾も有れば、それを指摘できる。だが、恣意には文章が無い。意味もなければ矛盾もない。だから、議論はできない。’自分さえ善ければ’ となる。世界観がない。そして、基本的に問答無用である。よそ様とは痛み分けで決着するしかない。リーズナブルな戦略など立てられない。負けるのは当然なことでしょう。これでは社会の欠陥を是正することも難しい。哀れ。今も同じ状態か。

 

>猪瀬氏は、五輪の組織体系について、「縦割りの弊害は否めないが、縦割りだからこそ、上位にある組織委員会が常に関係団体と意思疎通を図り、全体を動かしていかないといけない」と唱える。同時に、遠藤五輪担当相についても、「縦割り組織の意思疎通を図る潤滑油の役割に徹するべきだが、コーディネーターの務めを十分果たせているとは言えない」 と機能不全の要因に挙げる。

 

 

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閲覧数696 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2016/04/04 03:18
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