>長曾我部幸隆 ( 27 会社員 ) 18/07/28 PM03 【印刷用へ】 >隷属思考からの脱出が日本の最重要課題だ >■責任を追及しない日本社会 > 國分:白井君が『国体論――菊と星条旗』を書いたいくつかの出発点のひとつは、なぜ安倍政権は潰れないのかという素朴な疑問だと思います。
他の政権よりも良さそうだからというのが、安倍政権の潰れない理由ではないでしょうか。
>安倍政権はひどい政策をずっと続けているのに、なぜか長きにわたって政権を維持している。>ここには合理的には説明のつかない力が働いており、私たちはそれに従わされている。
我が国の有権者は、合理的な判断を身に付けているわけではないですからね。合理的な解釈はできないでしょうね。
>白井君はそこに「国体」という構造を見いだしているのだと思います。>この国体を代表するのは、戦前の日本では天皇です。
そうですね。我が国の国体は、天皇を頂点とする序列体制ですね。
>しかし、敗戦と占領期を経て、アメリカが国体を代表するようになる。>『国体論』ではフルモデルチェンジという言い方がされていますが、日本がアメリカに負けたことで、国体の頂点は菊から星条旗に変わったものの、人々が国体に従うという構造に変化はなかった。 >そう指摘しているわけですね。
我が国の国体は、序列に基礎を置いています。わが国の序列人間に逸脱はなかったということでしょう。
> 白井:そうです。「戦後の国体」となった対米従属構造を維持することで、権力を保持しているのが安倍政権に代表される日本の支配層です。
日本語には、階称 (言葉遣い) というものがあります。’上と見るか・下と見るか’ の判断は、日本語を話すうえで、必須の判断であると言えます。日本人は、世俗の上下判断により支配されています。 また、日本人の礼儀作法は、序列作法になっているので、世俗の上下判断を誤ると、礼儀正しい日本人にはなれません。人を見損なってはけないと言う想いは、高じて強迫観念の域にまで達しています。この想いが、強い拘束力になっています。
> 國分:そこで疑問として残るのは、なぜ日本はアメリカにきちんと負けられなかったのかということなんです。
日本人には、意思がない。優柔不断・意志薄弱になっている。
>僕はここがポイントだと思っているのですが、アメリカと戦争して負けたわけですから、本来ならば「いつかアメリカを倒してやるぞ」となるはずです。>ところが、日本はそうはならなかった。
そうですね。日本人の復讐は無かった。
>それどころか、マッカーサーがアメリカに帰国するときには、マッカーサーとの別れを惜しむ声まで上がった。>これはやはりきちんと負けなかったために起こったことだと思うんです。
そうですね。弁慶が牛若丸に負けた時のようなものですね。弁慶は、牛若丸に復讐しなかった。
> 白井:戦後直後から今に至るまで、日本人はアメリカに負けたという事実から目をそらそうとしてきました。>8月15日を「敗戦の日」ではなく、「終戦記念日」と呼んでごまかしていることから始まって、戦後の日本は「敗戦の否認」を続け、アメリカに従属していることを直視しないでいる。
日本人は、考えの文章内容を理解したがりませんね。文章の理解は骨の折れることです。ですから、忖度・推察に切り替えて事を処理します。忖度は、聞き手の勝手な解釈ですから、話者には責任がありません。つまり、日本人は、現実直視が困難であるということです。
>でも、そうした支配を否認する日本人の心理的な構造は、戦後に始まったものではない。
そうですね。自分に都合の良くないことは、忖度により想定外になっていることです。
>わかってしまえば、簡単なことです。>戦前の日本人には、疑うことなく「国体」に付き従うというマインドがインストールされていた。
そうですね。わが国の国体は、序列に基づいていますね。日本人には、古来序列メンタリティがインストールされていた。
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