2021年07月17日(土) 

 

>368726        偏差値教育で加速、学歴エリートの傲慢さと驕り、

>持国天 ( 喜寿 )         21/07/16 PM10

>・中央省庁へのキャリア試験の応募者が劣化してきたと聞く。

>この間の霞ヶ関次官クラスの不祥事や言い訳発言を聞くに、若者のキャリア試験受験意欲が減退するのは当然だろう。  

 

日本人には大人になる為の勉強がない。だから教養がない。

‘(略) しかしいったん、大学に入れば、控えめに表現しても、成績と出席の基準はたるんでいる。大学を含め、日本の子供たちが習うものごとの中核は、主として十八歳までに吸収される。’ (フランク・ギブニー)

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実 (things as they are) の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。建設的である。進歩が期待できる。希望が持てる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' 対 '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' がある。無力感に苛まれる。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。

非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。      

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。個人の価値判断が抜け落ちている。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。  

 

>氷山の一角が佐川次官/福田次官/山田内閣報道官であろうが、それぞれ中身が違えども、傲慢さと驕りが共通項ではなかろうか。 

 

お山の大将か、井の中の蛙か。    

 

>そして経産省官僚の入省年次数年の若手から、とんでもない犯罪が発覚している。 >コロナ禍の制度設計にあたる官僚が、制度に精通しているがゆえにその裏をかいて、遊興に嵌って私腹を肥やしたなど、聞いたことがない犯行だ。>そして、バレバレで見え透いた犯罪で、彼らの驕りは一線を越えてしまっていると感じます。

 

日本人には意思がない。意思の無い人間には加害者意識がない。罪の意識もない。だから大人になれない。  

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。戦時中は玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には '他力本願・神頼み' になる。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

日本人には意思がない。だから意思決定はできない。意思決定が必要な時は、恣意決定に頼ることになる。つまり、事の次第・自然の成り行きで決着をはかる。このやり方は、アニマルも同じである。

恣意 (私意・我儘・身勝手) はバラバラな単語のままで存在するから文章にならない。だから、意味はない。行為・言動の本人に説明責任はとれない。  

日本人には、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) があって、意思疎通 (相互理解) がない。恣意 (腹) の探り合い (談合) があって、意見の交換 (議論・対話) がない。恣意決定 (盲目の判断) があって、意思決定 (理性判断) がない。だから、日本人の責任者は説明責任が取れない。未来は一寸先が闇である。危険が一杯である。お変わりのないことが何よりなことである。

日本人には意思がない。意思の無い人には責任がない。ちょうど死刑執行人のようなものである。人は死んでも彼らは殺人罪に問われない。彼らには殺意という意思がないからである。

意思の無い世界には、西洋流の責任も無い。イザヤ・ベンダサン=山本七平訳の<日本教について>の中で、日本語の責任について述べられています。

‘、、、、、「責任」という日本語には、「応答の義務を負う=責任(レスポンシビリティ)」という意味は全くないのみならず、「私の責任だ」といえば逆に「応答の義務がなくなる」のです。、、、、’ (引用終り)

‘兎角、この世は無責任’ という事か。

自己の意思を表せば当事者・関係者になる。表さなければ傍観者にとどまる。意思表示の無い日本人は常に傍観者にとどまっていて、孤高の人になっている。孤立無援になりやすい。わが国は、世界の中にあって、世界に属していない蚊帳の外。

日本人には罪がない。意思の無い人には罪がない。意思の無い人には被害者意識はあっても、加害者意識がない。これはアニマルも同じです。だから、日本人には罪がない。

日本人に謝罪を勧めたらどうなるか。それは自虐行為の勧めと受け取られて恨みを買う事必定である。 日本人は贖罪を語らない神道・仏教の周辺に集まっている。とにかく、罪の匂いのするものは日本人は嫌いです。それは陰気のもとになる。 

罪の意識のない人には、魂の救済も必要でない。だから、贖罪の為の宗教 (キリスト教) も、わが国では力を持つに至らなかった。

 戦後の占領軍のWGIP ( War Guilt Information Program: 戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画) も見事に失敗しました。カエルの面に小便の状態になったのです。 

 

>・共通一次試験が導入され、その一期生世代が佐川氏ら3人だ。 >受験戦争が苛烈化して、答えありきの詰込教育と暗記がパターン化した。

 

答ありきの問題は採点が容易で序列順位が容易に得られます。全てが個性の表現である回答では序列化は難しい。    

 

>受験脳と化した制度欠陥が噴出し始めた世代の勝ち組が彼らエリートだ。 >中央省庁や大企業キャリア、弁護士やマスコミ人や政界人となって、受験脳世代が日本の指導層を形成してしまった。 

 

思考を停止した状態であるので、彼らは無哲学・能天気ですね。   

 

>人事権を一手にした安倍政権にあそこまで見え透いた卑屈な忖度ができるのは、右脳を封印した左脳人間の彼ら、受験脳世代だからだろう。  

 

哲学 (非現実・考え) がなく、処世術 (現実・損得勘定) があるからでしょうね。   

 

>科挙に準じたごときキャリア試験制度は、貧困の圧力が社会を覆っていた時代の残債でしかない。  

 

科挙に準じた試験制度は身分制度を廃止した時の代替えの制度だったのですね。   

 

>貧困の圧力が消滅した今や、全く人々のためにならない選抜制度である。  

 

選抜制度は害悪をまき散らす処世術になりましたね。    

 

>だから人の心や時代の意識潮流が読めない、霞ヶ関官僚の喜劇にしか見えない。  

 

‘教養がない’ の一言に尽きますね。官僚の喜劇は国民の悲劇でもある。政治音痴の国民の深刻な悲劇である。      

 'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン)    

‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)

 ‘ 日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている。’   (ウスビ・サコ)   

 

 

 

 

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閲覧数255 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/07/17 11:42
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