2023年07月01日(土) 

 

>日本にはなぜメルケル氏のような政治家がいないのか―中国専門家   >Record China によるストーリー • 16 時間前   

>2023年6月28日、環球網は「日本にはなぜメルケル氏のような政治家がいないのか」と題した劉迪(リウ・ディー)杏林大学総合政策学部教授による評論記事を掲載した。   

>記事はまず、今年初めに出版された「安倍晋三回想録」に、安倍元首相がドイツのメルケル前首相と会談した際、「中国はよく訪問するのに、あまり日本には来てくれない」と不満をこぼしたことや、潜水艦用エンジンの中国への販売を批判したことなどが記されていると紹介。   

>そして、これらの安倍氏の不満にメルケル氏は動じる様子を見せなかったため、安倍氏が不快感を示したとされていることを伝え、これらの記述から、中国に対する考え方が両者の間でいかに異なるかが分かるとした。   

>そして、メルケル氏は牧師の娘で、科学者を経て政治家になったのに対し、安倍氏は政治家一家に生まれ、早くから保守的な考え方を持っていたと説明。   

 

ドイツ人は印欧語族である。印欧語の文法には時制 (tense) というものがある。すると、世界観を持つことができる。その世界は独立した三世界 (過去・現在・未来とか前世・現世・来世など) になっている。だから、印欧語族には非現実 (考え) がある。考えはスコラ哲学とかインド哲学といったものになっている。奥が深い。  

ところが日本語の文法には時制がない。だから、日本人にあるのは現実 (事実) ばかりである。だから、奥がない。従って行為も浅はかである。  

政治には時代の先取りが必要である。現実ばかりの人間には未来社会の建設は難しい。現実の中を迷走している。政治家には政治哲学が必要である。日本人にはそれがない。  

 

>両者の出自や学歴構成が、中国に対する見解の違いを生んだ理由の一つかもしれないと推測した。   

 

それはあるでしょうね。人間に教養 (哲学) は必要ですね。       

 

>その上で、安倍氏の政治的思考と外交政策は強い民族主義的なものであり、その「価値観外交」と「インド太平洋戦略」は、安倍政権時に4年7カ月もの間外相を務めた経験を持つ岸田文雄首相に受け継がれているとし、日本政府が今年発表した「外交青書」では中国を日本にとって「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と位置づけていると指摘。   

>「このようなプロパガンダは日中関係に大きなダメージを与えた」としている。   

 

それはあるでしょうね。しかし、中国人も負けず劣らす無哲学・能天気ですね。   

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。  

 

>記事は、2020年代に入って世界的な保護貿易主義が横行し、「自国中心主義」やポピュリズムが台頭しており、先進国における貧富の差の拡大と、経済停滞の長期化が背景にあると紹介。   

>西側の政治家たちが選挙で勝つためにあえて敵をこしらえた上での外交を展開していることも要因の一つであり、日本は特にこの傾向が顕著であると指摘した。   

 

西側の政治家たちは考えを発達させて敵をこしらえていますね。これも未来社会を建設するための活動ですね。      

 

>一方で、現在の地球環境は危機的な状況が続き、人工知能が急速に発達する中で、人類社会は複数の課題に直面しており、このような人類共通の危機や問題に対処するためには、全人類が団結する必要があるとした。   

 

無哲学・能天気では団結も難しいですね。行き着く先が見えていない。だから迷走する。   

 

>そして、今年3月以降にティム・クック氏、イーロン・マスク氏、ビル・ゲイツ氏といったテクノロジー界の巨塔が相次いで中国を訪問していることに言及。   

>「彼らに共通するのは、技術の進歩が人類社会の団結を促すという信念。  

 

技術だけでは人類は団結できませんね。未来社会の建設のために哲学がぜひとも必要ですね。   

 

>彼らはメルケル首相と同じように、嵐が来ても暗い部屋に隠れることを選ばず、勇敢に立ち向かおうとしているのだ」と評している。   

>(翻訳・編集/川尻)   

 

 

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閲覧数85 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/07/01 01:09
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