2023年07月02日(日) 

 

>道徳教育の根底にある「みんな」という考え方はどうして広まった?養老孟司×名越康文が考える   >日刊ゲンダイDIGITAL によるストーリー • 昨日 6:30  

>【日本はいつから病にかかっているのか】   

>日本は明治維新、敗戦、そして近い将来に訪れると3度目の大きな転換期「南海トラフ地震」を目前に備えているとき。   

>日本の未来を憂う心配性のドクター、解剖学者の養老孟司さんと精神科医の名越康文さんが日本、そして日本人を診察しアドバイスを処方した書籍「二ホンという病」(発行・日刊現代/発売・講談社)から、気になる問題を一部抜粋し紹介する。   

>◇ ◇ ◇   

>新型コロナウイルスの感染拡大時には“自粛警察”や“脱マスク”が話題になった。   

>道徳観から来る同調圧力と言える。   

>諸外国では倫理・道徳を学ぶ場のひとつとして宗教が存在するが、日本の仏教も神道は深く根差していない。   

 

そうですね。わが国の文化には形式があって内容が無い。宗教には儀式があって教義がない。      

 

>では、この国の道徳の根底にあるのは何なのだろうか。   

>養老 高橋秀実さんのね、「道徳教室」(ポプラ社)という本があるんですよ。   

>小学校1年生の道徳の教科書から始まって、面白いなと思ったのは倫理という言葉がひと言も入ってないんですよ。   

>これたぶん、日本の特徴じゃないかと思うんだけど、道徳って科目があるのに、(教科書に)宗教が一切ないんです。   

>宗教がない社会で倫理、道徳っていうのがそもそも成り立つのか。   

 

我が国は序列制度の国ですからね。序列順位により各自の恣意の自由度が決まります。周りへの気配りが必要ですね。       

 

>これは面白い見解です。   

>自己もそうで、その裏にあるのは“最後の審判”でしょ。   

>つまり、この世の終わりに、全ての人が神に懺悔する。   

>自己がないと一体誰が裁きを受けたのか分からなくなってしまう。   

>つまり3歳の私が裁きを受けるのか、20歳の私か、50歳の私か、80歳を過ぎてぼけた私か。   

>最後の審判の社会は、人間の一生を通じて一貫した私というものがなければいけない。   

>それが最後の審判で神の前に行く。   

>その人のやったことの良し悪しは、この世が終わらないと分からない。   

>私が何か言ったことが誰かに影響を与えて何かしたとか、その人が何かしたことがもしかするとこっちの責任かもしれない。   

>この世が終わればその問題がなくなる。   

>だから、紀元前によくあんなこと考えたなって思いますよ。   

>名越 すごいスケールですね。   

>養老 日本には最後の審判なんてないですから、初めから。   

>俺とは何だって。   

>20歳の俺か、80歳過ぎた今の俺かって。   

>──宗教や倫理がない日本の道徳の根底には何があるのか   

>養老 「みんな」。   

>子どものころから、みんながどうするのか、それぞれ自分の意見があるのは当然として、みんなはどう思うでしょうか、というものです。   

 

‘人の振り見て我がふり直せ’ ですね。なるたけ自分は目立たぬ方が良い。       

 

>日本の社会の根底にあるのは「みんな」なのです。   

 

‘赤信号 皆で渡れば怖くない’ ということでしょうかね。   

 

>名越 怖いですね、そういうふうに取り出されると。   

>養老 みんなって何でしょうって。   

>高橋秀実さんの本って、現代社会を扱ったものは非常に面白いですね。   

>「からくり民主主義」(新潮社)では、原発と基地の街を取材しているんですよ。   

>必ずそういうところは住民が賛成、反対がいる。  

>比率は51対49がいちばんいいんだって。   

>賛成51、反対49というように、ギリギリでないと政府から出るお金が少なくなる。  

>反対が9割を占めたらお金が来なくなるというわけです。   

 

処世術 (損得勘定) ですね。それ以外にない。     

 

>名越 集団知ですかね。   

>陰で相談したわけじゃないでしょうから。   

 

魚の群れの行動と同じようなものでしょうね。   

 

>養老 なりゆきなんですよ。   

>賛成派と反対派がその街へ行ってみると、反対した人はあそこの薬局のおやじとか分かって、仲悪くなかったりする。   

>名越 ある意味成熟していますね。   

 

無哲学・能天気でしょうね。   

 

>養老 そうです。  

>政府を外部化してね。   

>あいつらがいちばん金出すのは、こっちがどうあればいいかってこと。   

 

ノンポリ・政治音痴ではその日暮らしで、夢も希望もないですね。   

 

>外国人が日本で感じた「宗教からの自由」  

>──日本の根底には「みんな」がある。   

>ではこの国とって宗教との関わり方はどのようになっているのか。   

>養老 ある調査で、日本は世界で最も世俗的な社会だという結果が出ていました。   

>世俗的というのは宗教色がないということです。  

 

印欧語の文法には時制 (tense) というものがあり、考え (非現実) の内容が文になる。だから印欧語族の人間には意思がある。

意思のある人間には被害者意識のみならず、加害者意識もある。加害者意識は高じると罪の意識になり、極端な場合には魂の救済を必要とする人まで現れる。だから贖罪の為の宗教 (キリスト教) だとか涅槃の宗教 (仏教) が必要になる。       

 

>宗教といえば、個人的にいちばん印象深かったのはC・W・ニコルだね。   

>亡くなりましたけどね。   

>彼は日本に何十年もいて、帰化していましたから、自分のことをウェールズ系日本人って言っていましたよ。   

>彼に「日本に来ていいことありましたか」と聞いたら、ひと言「宗教からの自由」と言っていました。   

 

意思の無い人間 (日本人) には責任も無ければ罪もない。謝罪を要求すれば自虐の強要と勘違いされる。日本人はまだ罪を知らない幼児の状態であるから。         

 

>彼らが日常的にいかに宗教に縛られているかということですよ。   

 

そうですね。彼らは自分が罪を犯さないかと何時も心配していますね。   

 

>自分が縛られていたことに気が付いたんでしょうね。   

 

罪の意識のない日本人を見ればだんだんそれが分かりますね。   

 

>日本人の「みんな」と一緒で、暗黙に縛られているんですよ。

 

しかし、その程度は違いますね。わが国には魂の救済を必要とするような極端な人は出て来ませんね。   

 

>──宗教からの自由という概念に、日本人は気づいていないのだろうか。   

>養老 まったく。   

>道徳の教科書に宗教のしの字もないんだもの。   

 

加害者意識 (罪の意識) におののく経験は日本人にはないですね。だから贖罪の為の宗教に助けを求める機会も少ないですね。     

 

>憲法で教えてはいけないことになっていますからね。   

 

宗教は迷信の類ですかね。   

 

>名越 すごい社会ですよね。   

>それができた時点で世界でも歴史上でも本当に異質なことを起こす。   

 

印欧語族以外は全て異質ではないでしょうか。つまり哲学には関係ないでしょう。       

 

>養老 明治維新で体制をひっくり返そうとした江戸幕府も元々そういうもんだったんですよ。   

>そういう背骨がない。   

>だから彰義隊3000人で終わっちゃったんですよ。   

>最後は。   

>名越 そうですよね。   

>将軍といったら、どこかで戦争してるから将軍ですからね。   

>300年間戦争してませんという体制でいたってことは、考えてみればすごい虚構を作って維持している。   

 

キリスト教 (スコラ哲学) も仏教 (インド哲学) も虚構 (哲学) ですね。つまりどちらも非現実 (考えの内容) ですね。    

 

>つまり背骨がないので虚構で押す。   

>養老 心理学で日本史を本気で見直してくれないですか、名越さん。   

>なんでそんなに簡単にひっくり返すことができたのか。  

 

日本人は無哲学・能天気ですからね。

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’ (あるアメリカの国務長官)   

 

>言ってみれば無血革命ですよ。   

>社会は政治で動いているわけじゃないということ。   

 

日本人はノンポリ・政治音痴ですからね。政治哲学はありませんね。       

 

>日本人の感覚でね。   

 

日本人には意思が無い。だが日本人には恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。無血革命は日本人の恣意決定によるのでしょうね。    

 

.

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数67 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/07/02 17:07
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