2023年07月30日(日) 

 

 

>この7つの要因は、東アジア地域に共通する政治経済、文化的要因だ。   

>東アジアの経済発展について語る場合、政府の役割は非常に重要だ。   

>日本や韓国などの経済発展は、国が経済発展のためのレールを敷き、企業間の競争を促したことが大きい。   

>中国の経済発展も、「政府の手」と「市場の手」をうまく組み合わせている。   

>改革開放前は「政府の手」のウエイトが非常に大きかったが、それ以降の経済発展は「市場の手」を大いに発揮させて、これまで「タブー視」されていた資本主義的要素を取り入れて、経済発展を図った。   

 

共産党の資本主義ですね。一党独裁の資本主義ですね。       

 

>中国式の現代化の根底には儒家思想があるか   

>中国とその他の東アジア諸国とは政治体制が違う。   

>中国は社会主義国であり、マルクス主義が政権党である中国共産党のイデオロギーになっている。   

>ただ、同党は「マルクス主義の中国化」を強調しており、同国特有の文化・思想を取り入れたものでなければならないとしている。   

>中国の政治・経済の基本理論を見ると、ここで挙げられた7つの要因がある程度当てはまる。   

>第一に、政治面で、「有為の政府」の建設を重視し、一連の改革を行うという点だ。  

 

上からの改革運動ですね。民主的でないですね。   

 

>改革開放から40年たち、市場経済志向改革の弊害が出た。   

>特に党・政府の腐敗、職務怠慢が深刻になったため、「有為の政府」をつくるために、中国共産党指導部は「反腐敗闘争」を展開した。   

>さらに、政治面では「徳治」を重視しており、統治者自身が修養を積み、「人民に奉仕する」という理念を堅持することを強調している。   

 

上からの改革運動ですね。民主主義ではないから ‘下からの’ という発想はない。ガス抜きが必要になります。         

 

>第二に、対外関係面では、各国の多様性を認めている。   

>記事が提起した第三の要因は、まさに中国が2013年に提唱した「一帯一路」イニシアチブの理念だ。   

>日本の報道では「巨大経済圏」という言葉がついているが、それは中国を「盟主」にしたものでなく、「文明間の対話、学び合い」が理念にあり、沿線諸国の文化の多様性を認めている。  

 

少数民族の文化を圧迫しているのではありませんか。    

 

>第三に、社会建設の面では、「社会主義核心的価値観」を堅持するとしている。   

>その内容は「富強、民主、文明、調和、自由、平等、公正、法治、愛国、勤勉、誠実、友好」というものだ。   

 

お題目をたくさん並べましたね。中国式の良いとこ取りですね。伝統的な ‘格物致知誠意正心修身斉家治国平天下’ のようなものかな。あくまでも上からの改革運動ですね。       

中国人には世界観が無いからどのような世界が実現するのか分かりませんね。   

 

>このうち、「勤勉、誠実、友好」は記事が挙げた「穏やか・素直・恭しい・質素・謙遜」の理念にも近いものがある。   

 

指示待ち人間の特性のようですね。人間にとって大切な ‘自主・独立’ の人間像がないですね。    

 

>中国政府は「社会主義核心的価値観」を堅持して、人々のモラル水準を上げ、「向上・修善、誠実・互助の社会気風」がいっそう強まることを目指している。  

 

‘衣食足りて礼節を知る’ というのもあった。礼節だけでは社会の変革はできませんね。      

 

>中国共産党は第20回党大会で「中国式現代化」の概念を打ち出し、それを堅持すると強調している。   

>それは欧米諸国と違う現代化の道を歩むというものだ。   

 

東は東、西は西ですか。表意文字 (漢字) の文化は表音文字 (alphabet) の文化につながりませんね。      

 

>最近は、中国式現代化と中華文化の結合も言われており、欧米式の発展パターンに対する東アジアの発展パターンという図式をはっきりさせつつある。   

 

東アジアは中華思想の焼き直しで行くのでしょうかね。自主・独立の気風に欠けた人間は未来社会の建設に役立ちませんね。       

 

>アジアの共通価値観で新たな「東アジアモデル」を   

>記事では、シンガポールのリー・クアンユー元首相が1980年代に打ち出した「アジアの共通的価値観」にも言及した。   

>ここまで見てきたように、東アジア地域の経済発展パターンには儒教文化の要素が見られ、それらは「東アジアの価値観」といえるものだ。   

 

そうですね。儒教文化には世界観 (非現実) がない。個人の創造力を育む余地がない。だから中国は ’名人のいない国・ブランド品のない国’ になっている。          

 

>過去のアジアの経済発展パターンは一国単位だったが、現在はグローバル化が進んでおり、世界経済と切り離した発展はどの国も不可能だ。   

>今後は各国と連携した東アジアの経済発展パターンを構築することが必要だ。   

>ただ、各国の「共同体意識」が重要だ。  

 

政治家には政治哲学が必要ですね。ノンポリ・政治音痴ではいられない。       

 

>それには、アジアの経済大国である日本と中国の関係が重要だ。   

>周知のように、日中両国は2000年にわたる交流の歴史があり、儒教の考え方も中国から日本に伝えられ、江戸時代の日本では朱子学が政治に活用された。   

>そのため、日中両国には「共通の価値観」が存在するといえる。   

 

古い価値観は存在しても、あたらしい価値観はないですね。    

 

>だが、日本は「市場経済」「民主主義」「法の支配」という「共通の価値観」を持つ欧米諸国、特に米国との関係を深め、中国への警戒を強調している。  

 

考えの内容は人人により違いますからね。   

個人の違いを無視すれば独裁政権も可能になりますね。

「中国には地球の人口の約6分の1の人が住むが、実際は秦朝時代から中国はずっと『1人』しかいない、驚くべき専制国家。高速で物を運べる機械のようなものだが、逆に言えばとても危険な機械だ」艾未未氏(65)   

中国人は民主主義に慣れていない。未だに体験していない。天安門も失敗した。       

 

>2004年に出版された「東アジア共同体」という本に、「日米間には共通の価値観があるが、日中間にはそれがない。   

>日中間にあるのは共通の利益だけだ」という日本外務省のある高官の話が引用されていた。   

 

そうですね。わが国の巨大雑貨屋などはまさに中国屋ですからね。   

 

>確かに、現在の日中関係は「新時代に合った日中関係の構築」という言葉をよく聞くが、どちらかといえば「共通の利益」に重きが置かれている。   

 

政経分離の状態ですね。政治哲学はタブーですね。   

 

>ただ、日中間には歴史問題や領土問題など解決の難しい問題があり、「共通の利益」を関係発展の「突破口」として、さらなる関係回復につなげるのが望ましい。   

>価値観の面では、中国は現在、「平和、発展、公平、正義、民主、自由」を人類共通の価値観としており、伝統的な社会主義国とは違うことを強調している。   

 

自由とは意思の自由の事ですね。中華思想の持ち主が周辺民族の意思の自由を奪うのは良くないことですね。     

民主主義は権威主義に対抗していますね。わが民主主義国は権威主義とは共存しにくいですね。       

正義は何を基準にとるかにより内容が違いますね。’上からの正義’ は民主主義に反していますね。      

公平とは差別しないことですね。漢字圏と圏外を差別しないことですね。      

発展とは人類の進歩ですね。漢字は世界を覆いつくすことはできませんね。漢字圏外の人はローマ字 (alphabet) の方を選ぶでしょうね。      

平和とは戦争のないことですね。非核三原則から派生する安全神話の消滅により日本人のお花畑は消滅しましたね。       

 

>日中両国でいえば、前述のように、東アジアの価値観が歴史的にあるため、日中関係の研究がよくいうように、両国関係の発展は両国のみならずアジア地域にとってもプラスとなる。   

>さらにいえば、新たな東アジアの発展パターンの構築の面から見ても、両国関係の改善は重要な意味がある。   

 

漢字圏の発展には限界がありますね。漢字圏外に抜け出せないのは中国人だけでしょうね。       

 

>現在、日中関係は停滞しているが、交流のチャネルがないというわけではない。   

>7月初めに沖縄県の玉城知事が訪中し、中国の国家指導者と面会した。   

>14日には林外相と王毅中央外事工作委弁公室主任が会談するなど、対話は続いている。   

>そのため、日中関係は「最悪」とはいえず、先行きは必ずしも暗いものではない。   

 

個人の自由を踏みにじる中国の政策が日中関係発展の足かせになっていますね。   

 

>新たな「東アジアモデル」の構築は長いスパンで考える必要がある。  

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。  

 

>■筆者プロフィール:吉田陽介   

>1976年生まれ。   

>福井県立大学大学院卒業後、中国人民大学国際関係学院博士課程で学ぶ。   

>北京で日本語教師として教鞭をとり、2012~2019年に中国共産党翻訳機関の中央編訳局で党の指導者の著作などの翻訳に従事。   

>2019年9月よりフリーライターとして活動。   

 

 

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閲覧数59 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/07/30 23:37
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