2023年10月07日(土) 

 

> 会社を辞めた元社員とつながりを持ち続けようとする日本企業が増えている。   

>長期雇用の慣習が根強い日本では「組織の裏切り者」扱いされることもある退職者。   

 

それは序列社会の習慣ですね。序列による協力を頼りしている社会の破壊者ですね。       

 

>若年層を中心に転職に抵抗がない人が増える中、その関係性の転換が始まっている。   

>企業と元社員をつなぐウェブサービスを提供するITベンチャー「ハッカズーク」(東京)の鈴木仁志社長(43)に人と組織の新たな可能性を聞いた。(岸本拓也)   

>◆「実は双方に良いことだらけ」   

> 「#辞め方改革」。   

>9月の取材時、こんな文字が印字されたTシャツ姿で現れた鈴木さん。   

>社員を含め、普段からこの格好で仕事をしているという。   

> 「退職する人の辞め方、辞められる企業の送り出し方、その両方を合わせて改革したい。   

>そんな思いを込めています。  

 

その改革は序列社会の無視に繋がりますね。自己の序列の無視することですね。序列人間の社会を破壊することですね。           

 

>お互い嫌い合って辞めていくなんてもったいない。   

>つながり続けることは、実は双方に良いことだらけなんです」   

 

それはそうですね。しかし、日本人には已むに已まれぬ大和魂がありますね。理屈を取るか心情を取るか、それが日本人の問題ですね。      

 

> 同社は、企業と元社員、元社員同士が交流できるコミュニティーサイトのシステム導入支援や、そのネットワークをうまく機能させるためのコンサルティングを手がける。   

>顧客には、トヨタ自動車や三菱商事、三井住友海上火災保険など名だたる大企業が並ぶ。   

>◆欧米流の「アルムナイ」   

> 企業と元社員のつながりは「アルムナイネットワーク」と呼ばれ、人材の流動性が高い欧米で取り入れられている。   

>アルムナイとは英語で「卒業生、出身者」を意味する。   

>鈴木さんは、海外で働いていた時にアルムナイの重要性を感じ、日本でも広めようと、2017年に起業した。   

> 通常、いったん退社すれば人と組織の関係はそこで途切れる。   

>育児や介護などやむを得ない理由で退社した元社員を再度迎える制度を持つ企業は増えているものの、自己都合で辞めた元社員のアルムナイと企業が積極的に関係を持ち続ける意義はどこにあるのか。   

> 「一番分かりやすいのは再雇用です。   

>自社のことをよく知る人が、社外で新たな知見を得て戻ってくることは即戦力として期待できる。   

>採用や教育にかかるコストも抑えられます」と鈴木さんは言いつつ、こう続ける。   

> 「ただ、再雇用はアルムナイの良さの一つに過ぎません。   

>それに企業にとって、再雇用で戻ってきてくれるのはうれしいけど、そこだけを強調すると、『都合の良い人材プールとして見ているんでしょ』と、元社員側はそっぽを向いてしまう。   

>なので、再雇用を一番の目的とする顧客企業は実は多くありません」   

 

日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。 順位の比較は没個性的でなくてはならない。だから、序列競争の励みは個性の育成にはならない。     

 

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。

 

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。   

 

日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在をウチソト意識として確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、定刻通りに帰宅しないなど義理の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが正一位の獲得は難しい。    

 

(略)   

>◆キャリアアップを見える化する取り組み必要   

> 日本総研マクロ経済研究センターの西岡慎一所長は「日本は、終身雇用と年功賃金の雇用慣行の中で、若い頃に生産性より賃金を抑え、中高年期の賃金を高くする『賃金後払い方式』を取ってきた。   

>生産性より高い賃金を得ている中高年層は往々にして転職すると下がる」と指摘する。    

> 政府は、中高年を含め、ニーズの高いデジタル分野などの学び直しで生産性を高め、自発的な転職を促すため、教育資金の支援などを拡充する。   

>しかし、パーソル総合研究所と産業能率大学の斉藤研究室が3月に行った共同調査では、学び直ししているミドル・シニア層(35〜64歳)は14.4%にとどまる。   

> 西岡氏は「日本人が自分へ投資しない大きな理由は、長時間労働で学ぶ時間がないことと費用負担が重いことだ。   

>日本は諸外国と比べて公的支援が少なく、さらに拡充する必要がある」とした上で、こう続ける。   

> 「大学院などで学び直しても、どこに転職して給料がいくらに増えるのか、その後の道筋が見えないことも問題だ。   

 

そうですね。大学院の教養の重要性が社会に浸透していませんね。無哲学・能天気な国民の社会では哲学の重要性が分かりかねますね。        

 

>失うものの多い中高年はその確信がなければ動きづらい。   

>欧米では、身に付けたスキルごとの賃金水準が分かるサイトを政府などが作っている。   

>キャリアアップを見える化する取り組みも大切だ」   

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。     

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

 

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語の仮名漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。音読が言語の習得には欠かせない。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。ローマ字表記を仮名漢字表記と対等な地位にしてもらいたい。日本語をローマ字表記と仮名漢字表記の二刀流表記の国にすると良い。         

 '為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり'  上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)          

 

>◆デスクメモ   

> 日本語で「学び直し」と表現すると、過去の不十分な勉強をやり直すようにもとれる。   

>でも「リスキリング」にはもっと肯定的な意味があるはず。   

>「アルムナイ」も日本語でしっくりくる表現がない。   

>転職によるキャリアアップの仕組みが定着に至っていない表れなのかもしれない。(北)  

 

序列社会の中の転職は裏切り行為に外なりませんね。転職は序列を無視する裏切りになるからです。        

 

 

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閲覧数301 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/10/07 21:14
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