2024年10月25日(金) 

 

>まいどなニュース   >ルールを定める国会で首相が「ルールを守る」ことを約束する滑稽さ「信無くば―」はどこに   >まいどなニュースの意見・   >13時間・   

> コントに見えるのは、私だけではないだろう。   

>日本のルールを定める国会で、首相が真顔で「ルールを守る」ことをお約束するのだから、笑うしかない。   

 

「「権威主義」が悪の源でもなく、「民主主義」が混乱を生むものでもなく、それよりも、もっと根底にある日本人の習性である、「人」には従ったり(人を従えたり)、影響され(影響を与え)ても、「ルール」を設定したり、それに従う、という伝統がない社会であるということが、最も大きなガンになっているようである」 (中根千絵)   

 

> 記者は20年近く前から政治取材に関ってきたが、裏金など政治不信の話題は事欠かない。   

>そのたびに政治家たちはある言葉を口にする。   

>「信無くば立たず」。   

>慌ただしく閉会した先の臨時国会でも、やはり出た。   

>政治は民の信頼無くして成り立たないという意味だ。   

> この言葉は、記者の頭の中では野党時代の自民党総裁、谷垣禎一さんと結びついている。   

>失墜した自民の信頼回復役を担った谷垣さんは、国会や党大会で何度も「信無くば-」と訴えた。   

>当時は、民主党政権が信頼を失っていく時期。   

>谷垣さんの誠実な人柄もあってか「自民は生まれ変わるのかも」と、言葉に力を感じたものだった。   

> 出典は論語。   

>意訳すれば、次のような話となる。   

> 孔子が政治で大切なこととして食、軍備、民の信頼を挙げたのに対し、弟子が「やむを得ずどれかを捨てるならどれか」と質問。   

>孔子は「まず軍備。次は食」と答えた上で「民信無くば立たず」と諭した-。   

> 大国同士が覇権を争った古代中国で、よくこんな教えを説けたものだと感心する。   

>そういえば、現代日本の政治家は安全保障環境の変化を受けた防衛力強化や、今夏のコメ不足を踏まえた食の確保を訴えている。   

>晩酌しながら論語を読み返すうち、孔子が「民の信頼が無ければ、安全保障政策も食料政策も、何も成し遂げることはできない」と、忠告しているように思えてきた。   

> 孔子は晩年は不遇だったという。   

>谷垣さんも政権奪還直前に自民の権力闘争に敗れ、首相になれなかった。   

>ルールも守れない政治家たちは「現実の政治の中で権力を握り世界と渡り合うには、きれい事は役に立たない」と、「信無くば-」の言葉を内心小ばかにしているかもしれない。   

 

そうですね。日本人には現実 (事実) があって、非現実 (考え・哲学) がない。非現実がないから、現実の上に胡坐をかいて安心して居られる。これは浅はかではなかろうか。         

マッカーサ元帥は1951年5月5日の上院合同委員会で日本人を以下のように評していました。  

‘もしアングロ・サクソンが人間としての発達という点で、科学とか芸術とか文化において、まあ45歳であるとすれば、ドイツ人もまったく同じくらいでした。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき状態にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳で、成熟した年齢であるのに比べると、12歳の少年といったところ like a boy of twelve でしょう。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)  

マ元帥の発言はどの駐日大使のものよりも率直でしたね。外交辞令がない。彼は知日派の人であった。     

 

(まいどなニュース/京都新聞)

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数48 カテゴリアルバム コメント1 投稿日時2024/10/25 00:23
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コメント(1)
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  • 2024/12/09 16:23
    Sprunkiさん
    The absurdity of a prime minister promising to "follow the rules" in Japan's National Diet is striking. It highlights a deeper issue: a lack of a societal tradition around rule-setting and adherence. This echoes the dynamics in the Sprunki game, where players must navigate rules and trust to succeed. Without trust, both politics and games falter. Reflecting on Confucius, we see the timeless importance of trust in governance and society.
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